この記事では、「系譜」と「系図」の違いを分かりやすく説明していきます。
「系譜」とは?
「系譜」とは、先祖から子孫までのつながり、師弟関係のつながりのこと、またそれを示した表のことを意味します。
先祖から子孫までのつながりについては、人間のことだけでなく、作物の品種について、動物についてなどにも使われます。
たとえば、「萌えみのり」という米の品種があるのですが、この米は「南海125号」と「はえぬき」をかけあわせてつくられています。
「系譜」をかくときには、「萌えみのり」を頂点とし、そこから枝分かれするように「南海125号」と「はえぬき」それぞれに向かって線を描きます。
「南海125号」は「ひとめぼれ」と「黄金晴」から作られた品種です。
今度は「南海125号」から枝分かれするように「ひとめぼれ」と「黄金晴」に向かって線を描きます。
これを繰り返していると系譜ができあがります。
「系図」とは?
「系図」とは、先祖から子孫までのつながりを示した表のことを意味します。
また、由来という意味もあります。
「系譜」と「系図」の違い
「系譜」と「系図」は、同じ意味を持っています。
しかし、「系譜」は師弟関係のつながりのことも意味しますが、「系図」は師弟関係のつながりのことは意味していません。
まとめ
「系譜」と「系図」は同じ意味の部分もありますが、より広い意味を持っているのは「系譜」です。