「約束手形」と「小切手」の違いとは?分かりやすく解釈

「約束手形」と「小切手」の違い違い

この記事では、「約束手形」「小切手」の違いを分かりやすく説明していきます。

「約束手形」とは?

振り出しをする人が、代金を受け取る人に対して決められた期限内に支払いの約束をする為に使用される証書を「約束手形」と言います。

手元にある現金が少ない時でも、支払いの期限までにお金の準備を余裕を持って出来るという特徴があります。

支払い期限までに必要なお金が用意出来ないと不渡りとなってしまい、会社やお店などの信頼関係に影響したり今後銀行での取り引きが出来なくなってしまうなどのリスクがあるため、注意が必要です。


「約束手形」の使い方

「約束手形」は支払い期限を分割して発行する事ができるので、一度に多額のお金を用意する必要はありません。

銀行での融資と違い金利も必要ないのでコストがかからないという面からも多く使用されています。

また、請求書などを発行して取り引きするよりも不渡りになると金融機関での取り引きが出来なくなってしまうというペナルティのある「約束手形」を使用すると確実性が高いと言われています。


「小切手」とは?

お金の代わりとして一定の金額を取り引きする際に使用される証書を「小切手」と言います。

「小切手」は受け取ったらすぐ現金化することが可能ですので、振り出しをする際には支払えるお金をあらかじめ用意する必要があります。

「小切手」を使用すれば、現金を持ち歩く必要がないので、紛失や盗難などの心配がないことから、さまざまな取り引きで使用されています。

小切手を提示できるのは受け取った翌日から10日以内と決められているので注意が必要です。

「小切手」の使い方

「小切手」は主に企業間でお金の取り引きをする際に使われています。

多額のお金を受け渡しする際に現金を用意する必要がなく、金額を記入するだけという便利さから、不動産の売買や土地の購入の際にもよく使われています。

「約束手形」と「小切手」の違い

「約束手形」「小切手」は日常生活で使われることは少ないので、違いや使い方を理解している人や使用したことがある人は少ないかもしれません。

どちらも銀行などに当座預金口座を作り、金額や日付などの必要な項目を記入し支払いをするものとして使用されていますが、仕組みの点では違いがあります。

「約束手形」「小切手」の大きな違いは、現金化するタイミングです。

「約束手形」は決められた期日でないと決済できません。

しかし、「小切手」は受け取り後すぐにでも決済が出来ます。

まとめ

「約束手形」「小切手」もお金の代わりとして使われている有価証券です。

現金化する際に、お金を用意できていないと不渡りとなってしまうので注意しなくてはいけません。

どちらも多額のお金を使用する際に使われる事が多いので、金額や支払期限などをしっかりと確認する必要があります。

「約束手形」「小切手」の違いや使い方をしっかり理解して使用するようにしましょう。

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