「素朴」と「質素」の違いとは?分かりやすく解釈

「素朴」と「質素」の違い違い

この記事では、「素朴」「質素」の違いを分かりやすく説明していきます。

「素朴」とは?

「素朴」の意味と使い方について紹介します。


「素朴」の意味

「素朴」「そぼく」と読みます。

意味は、「自然のままに近く、人の手があまり加えられていない状態、単純で未発達なこと」「人の性格や言動が自然で飾り気がないこと」です。


「素朴」の使い方

「素朴」には、以下の2つの意味があります。

1つ目は「自然のままに近い状態」という意味で、人の手が加えられずに、自然な性質や風合いがあることを言います。

あらゆるものに対して使われますが、「良い意味で自然なこと」と言うほかに、「悪い意味で手入れされていない状態」にも使われます。

2つ目は「人の性格や言動などが自然で飾り気がないこと」という意味で、正直でごまかしのない人の性格に使われます。

自分を良く見せようとせずに、ありのままできることをするという、目立たない性格の人に使われます。

人から信頼されたり好印象を持たれるとして、良い意味で使われます。

「質素」とは?

「質素」の意味と使い方について紹介します。

「質素」の意味

「質素」「しっそ」と読みます。

意味は「飾り気がないこと」「生活が贅沢でなく、節約して無駄を省いていること」です。

「質素」の使い方

「質素」には以下の2つの意味があります。

1つ目は「飾り気がないこと」という意味で、地味で目立たない人やもののことを言います。

「素朴」と意味が似ていますが、「もの足りない」というニュアンスがあり、良い意味ではありません。

2つ目は「生活がつつましく、簡素化されていること」という意味で、生活のレベルが平均よりも低い位置になることを表します。

「質素倹約」は、節約している為に、価値の低いものに囲まれて生活していることを言います。

「素朴」と「質素」の違い!

「素朴」「自然のままに近く人の手があまり加えられていない状態」「人の性格や言動が自然で飾り気がないこと」です。

「質素」「飾り気がないこと」「生活が贅沢でなく、節約して無駄を省いていること」です。

まとめ

今回は「素朴」「質素」の違いをお伝えしました。

「素朴は自然で飾り気がない」「質素は地味で物足りない」と覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典