「絶体絶命」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「絶体絶命」とは?

「絶体絶命のピンチ」などのフレーズを耳にした事があるかもしれません。

「絶体絶命」「ぜったいぜつめい」と読み、先述したようなピンチの場面などで良く登場する言葉です。

すでに、「絶体絶命」と言えるような危機に瀕した時に、口にした事がある人もいるかもしれません。

一方で、今回初めて「絶体絶命」という言葉を知ったという人もいるでしょう。

そこで「絶体絶命」という言葉の意味や使い方を紹介します。

「絶体絶命」の意味を知ると、そのような場面が具体的に思い浮かぶ人もいるかもしれません。

「絶体絶命」の意味

「絶体絶命」にはどのような意味があるでしょうか。

「絶体絶命」は、「危険や困難から逃げられないような状態にある事」という意味があります。

そのため「絶体絶命」という言葉を使う場合は、かなり追い込まれた状態、追い詰められて進退きわまった様子に限ります。

五割程度の確率で危機が回避できそうな場合は、「絶体絶命」という言葉はふさわしくありません。

例えばゾンビ映画の場合は、家の中にゾンビがあふれて、逃げ場がみつからないような状態に追い込まれる事がありますが、このような状況を「絶体絶命」と言う事ができます。

「絶体絶命」の言葉の使い方

「絶体絶命」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。

「絶体絶命」という言葉にふさわしい追い込まれた状態や、困難極まりない状態になった時に使ってみましょう。

例えばビジネスシーンでは、どう考えても納期に間に合わないような状況に追い込まれてしまった時に「絶体絶命」という言葉を使う事ができます。

また、恋愛の場面では、浮気していた事が彼女にばれてしまい、申し開きができないような状態の時に「絶体絶命」という言葉を使えます。

このように人生最大のピンチだと感じた時に、「絶体絶命」という言葉を使ってみましょう。

「絶体絶命」を使った例文

「絶体絶命」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「絶体絶命」という言葉を使った文章を見る事で、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

「絶体絶命」の例文1

「取引先との打ち合わせの時間まであと1分だが、道路が渋滞して車が動かず『絶体絶命』だ」

ビジネスシーンでは、仕事相手との約束の時間に遅刻をする事は許されません。

この例文のような状況から、待ち合わせに間に合う事は難しく、それでいて相手に許してもらえる可能性も低いため、「絶体絶命」と言っていい状態と言えるでしょう。

道路が渋滞する時間には、車で移動せず電車で移動する、または早めに目的地に向かうなどの配慮があれば、このように、逃れられないようなピンチに陥る事はなかったはずです。

「絶体絶命」の例文2

「彼女に浮気相手とのLINEを見られて『絶体絶命』のピンチに陥った」

この例文に登場する男性のように、浮気が発覚した瞬間にかなりのピンチになります。

さらに浮気相手とのLINEのやりとりを見られてしまうような、決定的な浮気の証拠を握られてしまった時は、まさに「絶体絶命」という言葉がふさわしい状態です。

ここから浮気をしていない事にしたり、浮気を認めて彼女に許してもらう事は難しいかもしれません。

「絶体絶命」の例文3

「宿題をせずに8月31日を迎えてしまい『絶体絶命』だ」

このような困難は、小学生だった経験がある人なら誰でも経験していると思います。

ここまでにすでにある程度の宿題をしていて、一夜漬けで頑張れば何とかなる場合もありますが、まるで宿題に手を付けていないような状況では、危機回避は難しいでしょう。

絵日記や自由研究、算数のドリルなどを一晩でやり終えるのは難しいからです。

せめて自由研究など大きい宿題だけでも終わらせて、先生が怒らないように最大限の努力をしてみましょう。

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