「絶賛」と「絶讃」の違いとは?分かりやすく解釈

「絶賛」と「絶讃」の違い違い

この記事では、「絶賛」「絶讃」の違いを分かりやすく説明していきます。

「絶賛」とは?

「絶賛」とは、この上もないと称賛される意味を表す言葉です。

「絶」が、この上もない事の意味であり、「賛」は、褒めたたえる意味である事から、単に褒めると言った意味ではなく、最大級に褒めるような意味を表しているのです。

この「絶賛」は、『彼の行動はSNSで拡散され、世界中で絶賛を浴びている』や『あの新人作家の小説は現在、絶賛販売中です』のように使われます。

「絶賛」は単に褒められたと言った表現でなく、この上ななく褒められたと言う事なので、自分が褒められた事を伝える際に使用すると、自分の事を過大に評価し過ぎだと、少し嫌な想いを持つ人もいるため、注意して使用する事が大切です。

またこの意味から、『絶賛販売中』は、しばしば目にする言葉ですが、ある意味では過剰PRと言えるのかも知れません。


「絶讃」とは?

「絶讃」を辞書で調べると、漢字表記は異なるが、「絶賛」と全く同じ意味だと記載されています。

実は「絶讃」「讃」の漢字は、常用漢字ではありません。

放送や新聞や公用文では常用漢字を使う事が求められるので、最近では一般的に「絶讃」の表記を使われる事が減少し、「絶賛」が使用されているのです。


「絶賛」と「絶讃」の違い

上記に記載した様に、「絶賛」「絶讃」は漢字表記が異なるだけで、全く同じ言葉です。

また「絶讃」「讃」の漢字は、常用漢字ではありません。

放送や新聞や公用文では常用漢字を使う事が求められるので、最近では「絶讃」の表記を使われる事が減少し、一般的には「絶賛」が使用されているのです。

ちなみに「絶賛」と似た意味をもつ言葉には「賞賛」「称賛」がありますが、それぞれ使用する状況に違いがあります。

これも合わせて理解しておくと良いでしょう。

「絶賛」「賞賛」「称賛」には、それぞれ「賛」の字が使われており、褒める事を意味する点では共通です。

しかし褒める程度に違いがあるのです。

「賞賛」「称賛」よりもさらにほ強くめることを表現する言葉が、「絶賛」なのです。

さらに「しょうさん」と、同じ読みの「賞賛」「称賛」にも違いがあります。

「称賛」の方は、言葉で褒める状況を指す時に使用し、一方の「賞賛」はものをご褒美として与えて褒める時に使う言葉として使い分けるのです。

まとめ

「絶賛」「絶讃」は漢字表記が異なるだけで、全く同じ言葉です。

その意味は、この上もないと称賛される意味を表す言葉です。

「絶讃」「讃」の漢字は、常用漢字ではありません。

放送や新聞や公用文では常用漢字を使う事が求められるので、最近では「絶讃」の表記が使われる事が減少し、一般的には「絶賛」が使用されていると言えます。

自分が褒められた時に『絶賛された』と使うと、自分の事を過大に評価し過ぎる嫌がる人も居られるので、十分注意して使用さる事が大切です。

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