この記事では、「線香」と「お香」の違いを分かりやすく説明していきます。
「線香」とは?
「線香」の意味と概要について紹介します。
「線香」の意味
「線香」は「せんこう」と読みます。
意味は、「お香の一種で、細長いタイプのもののこと。
主に仏事で使われ、周囲を清める意味がある」になります。
「線香」の概要
「線香」は、「お香」の一つで、線の様に細長い形状のものを言います。
お香は古くから日本で親しまれてきましたが、線状に作る技術は江戸時代初期に中国から伝わったもので、「線香」は「お香」の中でも新しいタイプになります。
火が付き易く、一度火を付けると長持ちすることから仏事に使用されることが多く、現在では仏前には「線香」というイメージになっています。
「線香」を焚くことで、故人を供養したり、身を清める役割があるとされています。
「お香」とは?
「お香」の意味と概要について紹介します。
「お香」の意味
「お香」は「おこう」と読みます。
意味は「伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)など、天然香木の香りを楽しむこと」です。
「お香」の概要
「お香」は、天然の香木を原料にして、香りを楽しむものの総称で、「線香」も「お香」の種類の一つです。
様々な香りがあり、部屋で香りを楽しんだり、お店のインテリアなど幅広く使われています。
「お香」には「お線香」「匂香(においこう)」「練香(ねりこう)」「抹香(まっこう)」「お焼香(おしょうこう)」「塗香(ずこう)」「香木(こうぼく)」の7種類があります。
火でいぶして使うものもあれば、そのまま置いて香りを楽しむものもあります。
「線香」と「お香」の違い!
「線香」は「細長い形状で、仏事で使うことが多いもの」です。
「お香」は「天然素材で主に部屋で香りを楽しむものの総称」です。
まとめ
今回は「線香」と「お香」の違いをお伝えしました。
「線香は仏事で使う」、「お香は部屋で使う」と覚えておきましょう。