この記事では、「罵声」と「暴言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「罵声」とは?
「罵声」とは、大きな声で悪口を言う声のことを言います。
たんなる大声ではなく、悪い内容を大声で言う時に使います。
「父は短気で、気に入らないことがあるとすぐに罵声を浴びせる」「ステージに上がると沢山の罵声に、頭が痛くなってきた」「外からの、酔っぱらいの罵声がうるさくて勉強できない」などと、使います。
「暴言」とは?
「暴言」とは、相手、他人を傷つけるような乱暴、悪質な言葉のことを言います。
「暴言」の場合、内容でそうであるか、ないかを判断しますので声が大きい、小さいといったことは関係がありません。
大声で「暴言」を吐く人もいれば、小声で「暴言」を言う人もいるでしょう。
一般的に喧嘩など「暴力」はいけないということになっていますし、実際に「暴力」行為をしますと警察に逮捕されることもあります。
一方で「暴言」は口で言うだけで、相手の体自体は無傷ですので野放しとなっている現状があります。
しかし「暴言」は人の心を深く傷つけたり、不快にさせるものですから、許されることではありません。
「彼女の暴言は、半端ない」「家に戻っても、暴言を吐く母がいるので帰りません」などと、使います。
「罵声」と「暴言」の違い!
「罵声」と「暴言」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、聞いている側は非常に不快なものという共通点がありますが、意味は違いますので、しっかり使い分けを理解しておきましょう。
「罵声」とは大声で悪口を言う時の声のことを言います。
例えば酔っ払い、上司のことを「馬鹿野郎」「いなくなればいいのに」などと叫ぶことが「罵声」です。
一方の「暴言」とは声の大きさは関係がなく、内容で判断します。
他人を傷つけるような乱暴な言葉、配慮のない内容、ひどい嫌味などが「暴言」ということになります。
「暴言」を吐く側は、「暴言」とわかっている場合と、無意識に「暴言」になっている場合とがあります。
無意識の方が根深い問題を抱えていることも多いのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「罵声」と「暴言」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも、人を不快にさせるものですが、意味は違いますのでしっかり理解して使い分けをしてください。