「美食家」と「食通」の違いとは?分かりやすく解釈

「美食家」と「食通」の違い違い

この記事では、「美食家」「食通」の違いを分かりやすく説明していきます。

「美食家」とは?

贅沢でおいしいものばかり食べる人のことです。

贅沢とは、ふさわしい度を超えて金銭や物を使うこと、必要よりも程度を超えて金銭や物を使うことをいいます。

食事についていえば、フォアグラやキャビアなど、わずかな量でも何千円、何万円とするものは贅沢といえるでしょう。

こういったものを食べなくても、スーパーで売られている数百円ていどのものを食べて生きてくことはできます。

高級なものを食べることは、贅沢だといえるでしょう。

おいしいの基準は人によって異なりますが、本人が好ましいと感じる味をおいしいといいます。

人によって贅沢でおいしいものが何なのか違いますが、カニ、ウニ、寿司、ステーキ、うなぎ、フグなどは贅沢でおいしいものといわれています。

また、ステーキといっても使用される肉には、いろいろな種類があります。

たとえば、松阪牛、黒毛和牛、神戸ビーフなどです。

こういったものは、贅沢でおいしいとされています。

このようなものばかり食べる人を「美食家」といいます。


「美食家」の使い方

必要以上に金銭を使っておいしいものを食べる人を指して使用する言葉です。

この言葉は、たんにおいしいものを食べる人のことではありません。

おいしくて安いものはあります。

そういったものばかり食べる人ではないということです。

おいしくて、さらに贅沢なものばかりを食べる人をいいます。


「食通」とは?

料理の知識や味について、よく知っていること、またその人です。

おいしい料理を出す店をよく知っている人のこともいいます。

おいしい店をよく知っている人は、この料理ならこの店など、聞けば教えてくれることが珍しくありません。

料理や店に関していろいろと知っているので、そういったことができるのです。

本人がいろいろな店に行って、さまざまな料理を食べていることが少なくありません。

また、書籍などから情報を収集することもあります。

たんにおいしいものを好んで食べる人のことではなく、料理の知識や味に詳しい人を指しています。

「食通」の使い方

食に関して詳しい知識を持っている人を指して使用をします。

おいしいものを好んで食べるという意味ではありません。

「美食家」と「食通」の違い

どちらも食に関係する言葉で、どちらも人を指しています。

しかし、同じ人のことではありません。

前者は贅沢でおいしいものばかり食べる人です。

料理についての知識があるとは限りません。

後者は料理の味や店などに詳しい人です。

「美食家」の例文

・『美食家として知られる』

・『美食家を満足させる』

・『美食家がこっそり訪れる店』

「食通」の例文

・『食通をうならせる』

・『食通が注目している店』

・『食通がおすすめする料理』

まとめ

どちらの言葉も食に関係する言葉で、ある人のことを指しています。

しかし、それぞれの言葉が指す人は違います。

違い
意味解説辞典