「羨ましい」
「羨ましい」と言う言葉はよく耳にしたり、使ってたりする言葉になります。
「羨ましい」と言う言葉の読み方は「うらやましい」と書きます。
「羨ましい」と言う言葉の由来としては、昔の人は顔の表情など、目に見えるところを面と書いて「おもて」としていました。
目に見えない心の中などは心と書いて「うら」と表現していました。
顔が「おもて」で心が「うら」であったことから、相手への思いということは「うら」という言葉が使われていました。
妬みやジェラシーなどは心と関係していて「心病む」とされていました。
これが「うらやむ」と読まれており、今の「羨ましい」と言う言葉になったとされています。
「羨ましい」にはこのような由来や読み方などがあります。
「羨ましい」の意味
「羨ましい」の言葉の意味は、他人の状況や能力、状態を見て、自分もそうありたいと願うさまです。
相手の境遇がとても恵まれており、物事が優れているのを見て自分もそうのようなものが欲しいと思う気持ちになる意味も、この言葉の中には含まれています。
相手と比較したときに生まれる気持ちであるので、自分1人では生まれて出てくる気持ちではありません。
「羨ましい」と思うことは、自分の境遇に満足していない、自分の持っていないものを欲しいと言う欲求心があることも意味しています。
「羨ましい」の言葉の使い方
「羨ましい」という言葉の使い方としては、1人では生まれ出てくる気持ちではないため、自分を含んだ2人以上の人と一緒にいるときに使用できます。
「羨ましい」と言う言葉は相手が持っているものや優れたものがあり、それが自分には無い状態である必要があります。
また、相手よりも自分の境遇が優れていたり、相手の無いものを持っていて、それで相手のものまで全て持っているならば、「羨ましい」という気持ちは出てこないため、この言葉を使うことはありません。
基本的には、自分が強く願っているものや欲求があり、それを相手が持っている場合に「羨ましい」という言葉を使うことができます。
「羨ましい」を使った例文・短文(解釈)
「羨ましい」を使った例文と解釈などを使って、言葉の使い方をより詳しく紹介していきます。
「羨ましい」の例文1
「綺麗な彼女がいるあいつが羨ましいよ」
この言葉は相手が綺麗な彼女を持っている、という点を羨ましく思っていることが分かります。
この言葉を使った人は、自分も彼女がいるが綺麗では無い、または彼女を持っていないため綺麗な彼女を持ちたいという欲求があることも分かります。
綺麗な彼女を持っていない自分を持っている人と比較して、自分の欲しいものは綺麗な彼女であるということも、相手にアピールしていることにもなります。
「羨ましい」の例文2
「あの人は毎月どこかに旅行に行って羨ましい生活をしているわ」
これは、毎月旅行に行っている人を羨ましいと思っていることが分かります。
自分も旅行に行くことはある、または旅行に行きたいと思っているけれど、その機会が無いため、それが実現できている人と比較して欲求が強くなってきていることも分かります。
自分にはできない生活を、相手は実現できている能力や状況を自分も手に入れたいと思うことも分かります。
「羨ましい」の例文3
「君の会社は経営が羨ましいぐらい良いね」
これは、会社の経営状態について羨ましいと思っていることが分かります。
自分の会社は経営がうまくいっていない、または経営状態をよくしようとしても成果が出ていないことも分かります。
そのため、経営状態がとても良くて、経営努力の成果が出ている程度に関して「羨ましい」という言葉を使って表現しています。
自分も相手と同じほどの経営状態を得たいと願っていることも理解できます。
このようにして「羨ましい」を使うことができます。