この記事では、「考えるな、感じるんだ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「考えるな、感じるんだ」とは?意味
これは、頭で分析したり考えるのではなく、直観的な感覚で物事を捉えなさい、という意味です。
「考えるな、感じるんだ」の概要
これは、1973年に世界で公開されたカンフー映画の「燃えよドラゴン」の中でブルース・リーが発したセリフです。
ブルース・リーという人は香港人で武道・アクション系の俳優です。
この映画では、リーが少年に蹴りを教えるシーンがあり、「五感を研ぎ澄ませろ」と言うのですが、少年はよくわからないようで、必死に理解しようと考えます。
そしてリーは「Don’t Think. Feel!」と少年に感情を込めて言います。
これを日本語に訳したら「考えるな、感じるんだ」という言葉になったということです。
なぜ、1973年公開という50年ほど昔の映画のセリフが今の時代でさえなんとなく聞いたことがある言葉になっているかというと、このブルース・リーという人はアジア人で初めて役者としてハリウッドに認められた人だからです。
それまではリーはアクションの演技指導という形でハリウッドに関わることはありました。
しかし当時アジア人は映画の主演はもちろん、脇役として重要な役にかかわることも難しい時代でした。
そして初めて企画して自分が主演でやりたいとハリウッドの制作側に打診した作品はアジア人を理由に断られてしまいました。
しかし、自国である香港でリーが主演する映画をヒットさせて実績を積みました。
そしてこの「燃えよ、ドラゴン」の作品では彼はハリウッドと自分で立ち上げた会社で合作という形でこの映画を世界中でヒットさせました。
アジアにとって、ものすごく盛り上がった映画です。
ですので、この言葉は未だに語り継がれているのかもしれません。
「考えるな、感じるんだ」の言葉の使い方や使われ方
映画の中では、頭で考えて理解するのではなく体感として理解しろ、という意味で使われています。
最近では意味が派生して、理解が難しい事や理解不能なことに対して使ったりもします。
また意味不明なイラストやアート作品にも使うこともあります。
「考えるな、感じるんだ」を使った例文(使用例)
・『このイラスト何が書いてあるのか全然わからない…考えるな、感じるんだ』
・『このアートは一体なんなの?なにを模った作品なの…考えるな、感じるんだ』
まとめ
昔の映画の一つの言葉の言い回しが未だに多くの人に語り継がれていることは本当に 素敵なことだと思います。
またアジア人がハリウッドで認められた背景も歴史が動いた瞬間、またリー自身が歴史を変えた人として感動的だと思います。
こうしてそもそもの概要がみんなが知らないような年になっても語り継がれていったらもっといいなと思います。
素敵な言葉はたくさんあるのでみんながそのような言葉をたくさん使って残していけたらいいなと思いました。