この記事では、「耳を貸す」と「耳を傾ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「耳を貸す」とは?
「耳を貸す」は「みみをかす」と読み、以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は「相手の言うことを聞いてあげる」という意味で、「相手の忠告に耳を貸す」などと言います。
「耳を傾ける」と似ていますが、「耳を貸す」の場合、相手から直接何か言われた時に、それを受け入れるというニュアンスがあります。
2つ目は「相談に乗る」という意味で、「パソコンの操作方法が分らないんだけど、ちょっと耳を貸してよ」などと言います。
上記に共通するのは「相手の気持ちを受けとめて話を聞く」という意味です。
「貸す」は「自分の物を相手に使わせる」という意味の他に、「能力・労力などを他人に提供する」という意味もあります。
つまり、「耳を貸す」は比喩的表現であり、「他人の為に話を聞いて自分の時間を使う」という意味なのです。
「耳を傾ける」とは?
「耳を傾ける」は「みみをかたむける」と読みます。
意味は「注意して聞く、熱心に聞くこと」です。
相手の話に集中して、しっかりと理解しようと聞くというニュアンスがあります。
「傾ける」は「物を斜めにする」という意味の他に「力や注意などをあるものごとに集中させる」という意味があります。
「耳を傾ける」も比喩的表現で、「相手に敬意を持ち、熱心に話を聞く」と言う意味です。
「耳を貸す」と「耳を傾ける」の違い!
「耳を貸す」は「相手の言うことを聞いてあげる」「相談に乗る」ことです。
「耳を傾ける」は「注意して聞く、熱心に聞くこと」です。
まとめ
今回は「耳を貸す」と「耳を傾ける」の違いをお伝えしました。
「耳を貸す」は「話を聞いてあげる」、「耳を傾ける」は「熱心に聞く」と覚えておきましょう。