「聞き取り」と「聴き取り」の違いとは?分かりやすく解釈

「聞き取り」と「聴き取り」の違い違い

この記事では、「聞き取り」「聴き取り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「聞き取り」とは?

「聞き取り(ききとり)」とは、「自然に耳に入ってくる相手の言葉(発言)を聞いて、その内容を知ること」を意味している言葉です。

「聞き取り」というのは、「相手の話をある程度詳しく聞いているが、意識をそこまで集中させていない状態」を示しています。


「聴き取り」とは?

「聴き取り(ききとり)」とは、「相手の話(言葉)に意識を集中させて、その内容・気持ちを詳しく理解すること」を意味している表現です。

「聴き取り」というのは、「相手の話している内容や感情(思い)に対して、自分の意識・神経を集中して聞いている状態」を示しているのです。

また「聴き取り」には、「意識を集中して外国語を聴いて理解すること・ヒアリングすること」の意味合いもあります。


「聞き取り」と「聴き取り」の違い!

「聞き取り」「聴き取り」の違いを、分かりやすく解説します。

「聞き取り」「聴き取り」「相手の話や声をきいて内容を知ること」という意味合いは共通していますが、「聞き取り」よりも「聴き取り」のほうが「相手の話している内容・気持ちに、自分の意識を集中させている程度が強い」という基本的な違いがあります。

「聞き取り」という漢字表記の言葉は「意識をそこまで集中させずに、耳に入ってくる相手の言葉を聞いてその内容・気持ちを知ること」を意味していますが、「聴き取り」の漢字表記のほうは「相手の話している言葉に意識を集中させて、その内容・気持ちを詳しく理解すること」を意味している違いを指摘できます。

ただし国語辞典において「聞き取り」「聴き取り」は並列に並べられて同じ項目とされているため、「相手の話を詳しくきくこと」に対して、「聞き取り」と書いても「聴き取り」と書いても間違いであるとまでは言えません。

まとめ

「聞き取り」「聴き取り」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「聞き取り」とは「自然に耳に入ってくる音声を聞いてその内容を知ること」を意味していて、「聴き取り」「耳に入ってくる音声に意識を集中してその内容をしっかりと理解すること」を意味している違いがあります。

「聞き取り」「聴き取り」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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