この記事では、「自主休講」【じしゅきゅうこう】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「自主休講」とは?
大学では、大学生が講義を受けますが、自分の事情により学べないと思うとき学生は自分の方から講義を休めるよう伝えることで休めるようになります。
そんな学生の方から欠席することを「自主休講」【じしゅきゅうこう】と言い、学校側へ自主的に講義を休みたい気持ちを伝えるわけです。
教授や講師が病気になったり、事故に遭って休講になった意味とは違い、自ら休むことを伝えるときに使われている言葉です。
あたかも誠実感があるように聞こえる休み方の申請方法になりますが、あまりいい意味としては使われていない言葉であり、注意して使うことが必要です。
「自主休講」の概要
自ら「今回の講義は休みます」と伝えるのが「自主講義」であり、1、2限だけ休むか、丸一日休んでしまうなど様々なスタイルで自主的に申し出ます。
最近はオンラインで授業する大学も多く、提出物だけを出して講義は休む学生もいますし、体調が急に悪くなってしまったので休み、家で安静にするときにも「自主休講」する学生もいます。
しかし、自主的に講義を休む行為はサボりであることがほとんどであるため、大学ではあまり受け入れがたいものなのです。
周囲の学生も「またあの人大学を自主休講した」と悪い印象で噂し、その行為を揶揄します。
「自主休講」の使い方や使われ方
自分の都合で講義をいきなり休むといったとき使うのが「自主休講」であり、急に勉強したくない気分になったとか、友達と過ごしたいから休むといういわゆるサボり魔がよく使う手口なわけです。
サボる行為をどこか遠まわしにして表現する言葉でもあり、学校側にはいい印象を与えません。
なかには本当に風邪をひいてしまったことで勉強できる状態ではないため自ら休みを申し出ることもありますし、勉強のし過ぎで疲れてしまったため講義を休むと伝えるときに使いますが、いずれにしても私用で休むことがほとんどです。
「自主休講」を使った例文(使用例)
・『夜更かしして朝寝坊したので1限と2限目は自主休講することにした』
・『彼氏と一緒に過ごしたいと思ったため、今日は自主休講することに決めた』
・『連日のバイトで疲れてしまったため今日は自主休講して、明日から気合を入れて勉学に励もうと考えた』
勝手に長電話したり、ゲームして遊んでいたなどの理由で朝寝坊したから講義を「自主休講」する学生がいますし、愛する恋人と過ごしたいため講義を休んでしまう人もいます。
中にはバイトのしすぎで疲れてしまったため講義を休む人もいるなど、様々な私用はあるわけです。
あまりにも「自主休講」してばかりいるとサボりであるとみなされて、退学させられることもありますので、ほどほどにした方がいいでしょう。
まとめ
きちんと大学側へ「休みたい」と申し出ているあたりは無断欠席よりもマシな方ですが、講義を受けなければ勉強にならないは、後からになって単位が足りずに進級できないなどの問題が降りかかってきます。
あくまでも「自主」で休むわけですから、後からになって後悔しないようによく考えてから伝えることが必要でしょう。