この記事では、「自信が確信に変わった」の意味を分かりやすく説明していきます。
「自信が確信に変わった」とは?意味
まず、「自信」と「確信」の意味を確認しておきます。
「自信」とは、自分の能力や価値などを信じること。
自分の行為や考え方を信じて疑わないことを指す言葉です。
また「確信」とは、 かたく信じること。
信じて疑わないこと。
また、 その信念を指す言葉です。
「自信」と「確信」は似た言葉ですが、「確信」の方が、より信じて疑わない状態が強いと言えます。
従って、 「自信が確信に変わった」とは、元々やれると信じていて、自信があったけれど、それがある事を契機に一層強くなった事を指す慣用的な言葉と言えます。
「自信が確信に変わった」の概要
何かに取り組んだり、挑戦する際に、色々な判断から、やり切れると自信は持っていても、若干なりとも困難なポイントが分かっており、それを乗り越える事が可能か一抹の不安は持っている事が多いものです。
しかし、この不安に思っていたポイントを乗り越えられた場合には、当初の自信以上に、これは達成できると強く感じたりします。
こうした状況を「自信が確信に変わった」と表現するのです。
この「自信が確信に変わった」と言う表現を使った平成の怪物・松坂大輔とイチローの名勝負が、今もプロ野球ファンの間で語り継がれている話があります。
1999年に、松坂大輔はイチローとの初対決で3三振を奪う快投を見せました。
プロ野球に入団する時から、いつかイチローと勝負できる事を夢見ていた松阪にとっては、待ち望んだ対戦でした。
そこで3三振を奪ったのですから、松阪の喜びとこれで確実に一流の投手になれたとの自負は大きかったと推察されます。
そして、試合後のヒーローインタビューで松坂が「自信が確信に変わりました」と、この言葉を使ったのです。
しかし、この対戦には続きがあり、2か月後の対戦で、今度はイチローが松阪のスライダーをバックスクリーンへ運び、ホームランで雪辱を果たしたのです。
そしてイチローは、試合後のインタビューで、「ホームランは前の打席から狙っていました。
100号は松坂君から打った方が喜んでいただけると思いましたから」と語ったのです。
この2人の名勝負が、「自信が確信に変わった」の言葉と共に、野球ファンの間で語り継がれているのです。
「自信が確信に変わった」の言葉の使い方や使われ方
「自信が確信に変わった」の言葉は、『難しい新製品開発を任され、自信めいたものはありましたが、一抹の不安もありました。
しかしキーとなる部分が、新たなアイディアでクリアできると実験で確認できた時、自信が確信に変わりました。』の様に使われます。
最初から、全く自信がない場合には、この表現を使うのは適切ではありません。
「自信が確信に変わった」の類語や言いかえ
言い換えとしては、「自信の中にあった一抹の不安が完全に払しょくされた」などが適当と言えるでしょう。
まとめ
「自信が確信に変わった」とは、元々やれると信じていて、自信があったけれど、それがある事を契機に一層強くなった事を指す慣用的な言葉として使われています。