この記事では、「自分」と「自身」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自分」とは?
「自分(じぶん)」とは、「自己・おのれ・私」のことを意味している言葉です。
「自分」というのは、「自己・おのれを指す一人称として使える言葉」としての特徴を持っています。
つまり、「自分は研究者になりたいです」という文章のように、話し手(書き手)が話し手(書き手)である自己について言及する時に、「自分」を一人称として使用することができるのです。
「自身」とは?
「自身(じしん)」とは、「自己・おのれ・私」のことを意味している表現です。
ただし、「自身」という言葉は「一人称としての用法」では使うことができない特徴を持っています。
また「自身」には「そのもの・自体」という意味合いも備わっていて、「代名詞の後ろ」に「自身」を付ける用法で使われます。
例えば、「彼自身が反省しなければ意味がありません」といった例文で使用することができます。
「自分」と「自身」の違い!
「自分」と「自身」の違いを、分かりやすく解説します。
「自分」も「自身」もどちらも「自己・おのれ・私」のことを意味している同義語としての側面を持っていますが、「自分」と「自身」では「一人称として使えるか否かをはじめとする用法(使い方)」に違いがあります。
「自分」は「話し手(書き手)が話し手(書き手)自身を指示する一人称として使える言葉」ですが、「自身」のほうは「一人称としては使えない」という違いを指摘できます。
例えば、「自分はサッカーが得意です」とはいえますが、「自身はサッカーが得意です」とはいえないのです。
また「自身」には「自分」にはない「そのもの・自体」という意味がある違いもあり、「自身」は「直前に代名詞を置く用法」を持っています。
例えば、「彼女自身の問題です」というと「彼女そのものを強調する意味」になりますが、「彼女自分」という言い方はできません。
まとめ
「自分」と「自身」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「自分」とは「自己・おのれ・私」「おのれを指す一人称として使える言葉」を意味していて、「自身」は「自己・おのれ・私」「それそのもの(人そのもの)を強調するときに使う言葉」を意味している違いがあります。
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