この記事では、「舌鼓を打つ」の意味を分かりやすく説明していきます。
食事の場面で使われるこの言葉の意味を、紹介していきます。
「舌鼓を打つ」とは?意味
「舌鼓を打つ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
まず「舌鼓」は「したつづみ」と読みます。
「したづつみ」と読むこともできます。
「舌鼓」の「鼓」は、「たいこ」という意味があります。
「舌鼓」は、「舌を太鼓のように鳴らす」という意味があり、「美味しいものを飲食したときの、舌の音」を意味します。
また「不満げに舌を鳴らすこと」も意味し、「舌打ち」と同じ意味も含まれています。
「舌鼓を打つ」という言葉の場合は、前者の「美味しいものを飲食したときの、舌の音」という意味が使われています。
これらを踏まえて「舌鼓を打つ」には、「美味しいものを食べたり飲んだりする場面で、舌を鳴らす音」という意味があり、そこから転じて「とても美味しいこと」「料理に満足すること」と言った意味があります。
「舌鼓を打つ」の概要
「舌鼓を打つ」という言葉は、食事の場面で、美味しい料理を食べたり、美味しいお酒やソフトドリンクを飲んだときに、心から満足する様子を意味する言葉になります。
そもそも「舌鼓を打つ」には、舌を太鼓のように鳴らすという意味がありますが、実際に舌で音を鳴らさない場合でも、「舌鼓を打つ」という言葉を使います。
現代の食事のマナーでは、料理を食べて美味しいと感じても、舌を打って音を出したりしないためです。
このように、料理やお酒などの飲み物に満足したとき、「舌鼓を打つ」という言葉を使うことができます。
「舌鼓を打つ」の言葉の使い方や使われ方
「舌鼓を打つ」という言葉は、食事のシーンで使われ、さらに「美味しい」と感じたときに使います。
例えば、上司にごちそうしてもらった時、美味しいと感じた場合は、そのことを上司に伝えるかもしれません。
このようなとき、「昨晩、ごちそうになった料理に、舌鼓を打ちました」などと言います。
また、これから美味しいと評判のお店に行くときも、「舌鼓を打つ」という言葉を使うことができます。
「五つ星のレストランで、舌鼓を打とう」などと、美味しい料理やお酒に期待を込めて、「舌鼓を打つ」を使った文章にすることができます。
「舌鼓を打つ」の類語や言いかえ
「舌鼓を打つ」の類語として「喉を鳴らす」という言葉があります。
「喉を鳴らす」は「のどをならす」と読みます。
「喉を鳴らす」は、ごちそうを目の前にしたときなどに、ごくりと喉を鳴らす様子を表したもので、「ひどく食べたい様子」を意味します。
「ごちそうを前にして、喉を鳴らす」、「ビールが注がれたのを見て、喉を鳴らす」などという使い方をすることができます。
まとめ
「舌鼓を打つ」という言葉についてみてきました。
料理を食べる場面、お酒を楽しむ場面で、頻繁に使われる言葉のため、覚えておくと便利かもしれません。