「色々大変だと思いますが」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「色々大変だと思いますが」

「色々大変だと思いますが」「いろいろたいへんだとおもいますが」と読みます。

ビジネスでもよく使われる言葉ですが、日常的にもよく耳にする言葉ではないでしょうか。

トラブルを抱えている相手や、悲しい出来事に遭った相手に対して使ったことがある言葉でしょう。

「色々大変だと思いますが」の意味

「色々大変だと思いますが」「色々」には、「多くの」「様々な」といった意味があり、又、「大変」には「重大なこと」「大きな困難」「大きな苦労」といった意味があります。

「色々大変だと思いますが」という言葉は、「大きなご苦労が様々おありでしょうが」「多くの困難があると思いますが」のような意味になります。

「色々大変だと思いますが」の言葉の使い方

「色々大変だと思いますが」という言葉は、相手の状況や心情を推し量って、相手を気遣う気持ちが表現された言葉で、大変な状況だということは理解しています、というような意味合いで使われています。

ここで一つ気を付けなくてはいけないのが、「色々大変だと思いますが頑張ってください」という表現です。

言われた相手が、「言われなくても頑張っているのに、これ以上どう頑張れというのか?」と不快に思うこともあるといいますので、使う時には注意が必要です。

「色々大変だと思いますが」を使った例文・短文(解釈)

「色々大変だと思いますが」の意味や使い方が分かったところで、ここではこの言葉を使った例文をご紹介します。

「色々大変だと思いますが」の例文1

「火事に遭って色々大変だと思いますが、ご無理をなさいませんよう。お力になれることがあれば遠慮なくおっしゃってください」

火事で住んでいた家を失ってしまった人は、なにもかも失くしてしまって、まさしく大変な状況で、精神的にも大きなショックを受けているでしょう。

そんな人の気持ちを察して、相手の気持ちに静かに寄り添っていくことが大切なのです。

このような場合、積極的に世話を焼くことが必ずしも良いことだとは言えませんので、相手が手助けを求めやすくなるような配慮ができるよう心掛けたいものです。

「色々大変だと思いますが」の例文2

「納期がタイトで色々大変だと思いますが、なんとかお願いいたします」

「色々と大変だと思いますが」は、無理なお願いをしている相手に対しても使う言葉で、こちらが無理なお願いをしてご苦労をおかけしていると思いますが、という気持ちを表しています。

相手にやってもらって当然だという気持ちはなく、無理を聞いていただいてありがとうございます、という謙虚な姿勢を伝えることができます。

そういった姿勢が伝わると、相手もきちんと対応してくれるものです。

「色々大変だと思いますが」の例文3

「引っ越しをされたばかりで色々大変だと思いますが、今度の食事会は是非ご参加ください」

引っ越しをしたばかりというのは、家の片づけも終わっておらず、また、慣れない環境で気持ちも落ち着かないものです。

仕事から帰ってもやることが山積みで、ゆっくり休んでいられません。

そんな時には、会社の食事会など、つい欠席してしまいたくなるものでしょう。

この文章は、そんな気持ちや状況は理解しているけれど、という前置きをして、相手の参加を促しています。

「色々大変だと思いますが」の例文4

「こんなご時世で色々と大変だと思いますが、変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします」

何かと支援をしてもらっている相手に対して、相手を気遣いながらも、これからも支援を継続してくださいとお願いをしている文章です。

支援してくれている人が置かれている状況が常に安定しているとは限りません。

状況が大きく変われば、支援を打ち切られてしまうこともあるのです。

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