「芸人」と「芸能人」の違いとは?分かりやすく解釈

「芸人」と「芸能人」の違いとは?違い

この記事では、「芸人」「芸能人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「芸人」とは?

技芸や芸能の道に通じている人物を指し、落語や歌唱、舞踊、手品、演奏、演劇、歌劇、人形劇、などが芸に含まれていましたが、現在の使われ方では漫才師やお笑い芸人のことを芸人と指すことが多くなっており、お笑い芸人自身も自分を「芸人」と定義しています。

ものまねタレントは現在の定義においての芸人としてのボーダーがやや微妙ですが、自称すれば芸人ということにはそれほど違和感は感じないでしょう。

現在の定義では役者や俳優などは芸人とは言いません。

「芸人顔負けのエピソード」などという言葉も芸人が面白いことをする、言うものという言葉になっているものと言えます。

旅芸人はサーカスや奇術、演劇、歌などで楽しませ、各地を転々と旅して芸を披露している人を指しますが、現在のお笑い芸人が旅をしているというニュアンスはありません。

将棋や囲碁の優れた棋士を芸人と称していた時期もありましたがこちらも現在では使われておらず、褒め言葉の「名人芸」が名残といえるでしょう。


「芸能人」とは?

アナウンサーやコメンテーター、学者や専門家ではないテレビやラジオに出演する人を指す言葉で、演劇、舞踊、音楽、映画、演芸を見せる人を指していた言葉ですがこの部分は現在でも継承されています。

インターネット動画で収入を得ている人に関しては2021年現在では芸能人とは呼ばれておらず、動画配信者、ユーチューバーなどに分類されます。

芸能人の定義は曖昧な部分もありますが定期的にテレビに出演してギャラを貰っている人は芸能人の側面を持っていると言ってよく、芸能事務所に所属している人に関しては仕事量によって判断が分かれるところです。

少なくとも舞台・ライブ・コンサートなど劇場出演経験または仕事としての紙面の出演、テレビ・ラジオの出演のいずれか一度の経験わしており、継続の意志があることは芸能人の必要要素と言えるでしょう。

現在はテレビやラジオには出演しておらず別の仕事をしている元芸能人という言葉もあります。


「芸人」と「芸能人」の違い

「芸人」「芸能人」の違いを、分かりやすく解説します。

「芸人」は落語や歌唱、演奏や舞台などの芸に秀でた人を指す言葉でしたが、現在ではお笑いを見せることが中心の芸能人を指す言葉となっています。

「芸能人」はテレビ・ラジオに出演する人や演劇、音楽(歌手活動や演奏など)、映画(出演だけでなく監督や制作関係も含む)、演芸などを行う人の意味合いがあり、こちらは演劇や演芸などかつて主流だった意味合いも内包されており、お笑い芸人も芸能人です。

まとめ

芸人という言葉は時代による変化が大きく現在ではお笑いをする人を指す言葉になっています。

芸能人という言葉は、主にテレビ、ラジオ、映画に出演する人を指しますが自分で発信できるユーチューブのみ出演する人に関しては芸能人とは呼びにくい面がありますが、インターネット映画配信のみに出演した役者は芸能人と言えるでしょう。

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