「苦情」や「文句」に困ったことあがりませんか。
この記事では、「苦情」と「文句」の違いを分かりやすく説明していきます。
「苦情」とは?
「苦情」には、2つの意味があります。
1つめは、他から不利や害を受けていることに対する不平・不満、またそれを表した言葉です。
この意味の「苦情」は、正当な理由があって行われます。
たとえば、製品に不具合があって害を受けた、住民のゴミ捨てマナーが悪くてカラスが集まり迷惑をしたなどです。
堅苦しい表現のときに主に使われます。
もう一つは、苦しい状態のことです。
「文句」とは?
「文句」には、3つの意味があります。
1つめは、文章中の言葉のことです。
2つめは、歌謡などの歌詞のことです。
3つめは、相手に対する不平・不満のことです。
正当な理由があって「文句」を言うのではなく、多くの場合は言いがかりです。
たとえば、テストの点数が悪かったのは、親が「勉強しなさい」とうるさくてやる気が出なかったからだなどです。
この場合、自分が勉強しなかったことがテストの点数が悪かった理由であり、親は正当な理由にはなりません。
「苦情」と「文句」の違い
「苦情」と「文句」には、他に対する不平・不満という意味があります。
「苦情」は正当な理由があるのに対し、「文句」は多くの場合言いがかりです。
まとめ
「苦情」と「文句」は同じ意味を持っていますが、正当な理由からの不平・不満なのか、言いがかりなのかという点が異なります。