この記事では、「蒸気」と「水蒸気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「蒸気」とは?
「蒸気」は、液体が蒸発するうえで気体になったものを指します。
この時、期待になるものは液体であれば何でもよく、例えば、ガソリンやアルコールでも蒸発して気体なれば、「蒸気」です。
なお、ガソリンとアルコールは加熱せずとも自然に気化することで気体になりますので、放置しておくだけで充分「蒸気」となります。
「水蒸気」とは?
「水蒸気」は、水が蒸発する過程で気体になることです。
その上で、「水蒸気」は、蒸発して気体になるものは絶対に水でなければなりません。
その上で「水蒸気」を利用したものは、「蒸気機関車」があり、あれはボイラー内で水を加熱して温めることで膨れ上がった気体を利用してタービンを回しエネルギーとして進むのです。
「蒸気」と「水蒸気」の違い
「蒸気」と「水蒸気」の違い
は、蒸発する気体が絶対に水であるか、液体であれば何でもよいとするかです。
「蒸気」は危険な物でも気体になればそれは「蒸気」となり気体になります。
ですが、「水蒸気」は絶対に期待になるものは水でなければならないのです。
その為、両者は期待になるものが水蒸気であることが絶対であるかそうではないかです。
「蒸気」の例文
・『蒸気タービン』 この例は、液体を気体にして膨れ上がるエネルギーでタービンを回すという物です。
この時、液体は、可燃性の液体でもよくタービンを回すことができればそれでよしとします。
「水蒸気」の例文
・『水蒸気タービン』
これは水蒸気で発電などを行う仕組みで、水を蒸発させて気体を生み出すことでその気体でタービンを回すという物です。
液体は絶対に水であることから「水蒸気タービン」と呼ばれ、他の蒸気タービンと比較した場合、水自体が可燃物ではないため安全にタービンを「蒸気」になった気体で回転可能です。
無論、「水蒸気」を閉じ込める必要性がありますが、閉じ込めた水蒸気はボイラーなどが穴が開かない限り膨れ上がった空気がボイラーを破壊して周囲を破壊することはないです。
まとめ
「蒸気」と「水蒸気」の違いは蒸発する物質が水であるか液体であるかです。
「蒸気」は液体であれば実はガソリンでも極端な話気化して気体になれば「蒸気」です。
ただ、ガソリンの場合、直接火をつけると燃焼が起き気化以前にガソリン自体が燃えてなくなります。
その為、ガソリンの場合、放置して気体になるのを待つのですが、ガソリンは気体となっても燃焼物質になるため、扱いが難しいです。
その為、「水蒸気」の方が安全でこちらは必ず水を気化させることであるため、まだ爆発しても水蒸気爆発になりあたりが火の海になることはないのです。
無論、水も加熱せずとも勝手に蒸発してくことで気体になるため、蒸発した気体については、「水蒸気」になります。
その上で、「水蒸気」の仕組みを利用したものは「蒸気機関車」があげられます。