パソコンで資料を作っていると、思わぬ語句の違いに戸惑うこともあります。
この記事では、「行間」と「行送り」の違いを分かりやすく説明していきます。
正確な意味をつかんで、仕事に役立てていきましょう。
「行間」とは?
行間とは、文と文の間にある「何もない空間のこと」です。
ひとつの文章から、次の文章に進むまでの「縦の余白」にあたります。
このように文章と文章の間の、白のすき間が多いことを「行間が広い」といいます。
反対に文章と文章の間の、白のすき間が少ないことを「行間が狭い」といいます。
行間が広いと明るく、のびのびした文書に見えます。
そして行間が狭いと、コンパクトな文書に見えます。
読みやすさを考えたなら、適度に行間は空けておく方がおすすめです。
ワードで行間の調整をおこないたい場合は、変更したい文章をまず選択します。
次にホームから「行と段落の間隔」をえらびます。
次に「インデントと行間隔」から好みの行間を指定すれば、自由に行間が変えられます。
「行送り」とは?
行送りとは1行目の文章の上段と、2行目の文章の上段までの間隔のこと。
こちらもワードの専門用語です。
行送りは「文字を含めた縦の長さ」をあらわします。
そのため文字と余白のバランスを、自分好みに設定したいとき、行送りはとても役に立ちます。
行送りの間隔が狭いと、文字同士が繋がっているように見えます。
そして行送りの間隔が広くなると、文字同士の重なりが消えて、すっきりした印象になります。
ワードで行送りの調整をしたい場合は、変えたい文章をまず選びます。
ホームから「行と段落の間隔」を選び「行間のオプション」で行送りの変更をおこなっていきます。
仕上がりの状態を見ながら、少しずつ微調整をおこなっていくと失敗しにくいです。
「行間」と「行送り」の違い
どちらも間違えやすいPC言葉です。
「行間」と「行送り」の違いを、分かりやすく解説します。
・文字も含まれる「行送り」
整った文書をつくる上で欠かせないのが「行間」と「行送り」です。
「行間」はひとつの文とひとつの文の「空白」のこと。
何も書かれていない、空白行になります。
そして行送りとは、行間を含めたひとつの文の塊のこと。
ひとつの文を丸ごと含んだ、大きなグループになります。
そのため文字を含まない、空白を行間。
文字を含む、ひとつのまとまりを行送りと呼んでいます。
小さい方が行間。
行間よりも大きな単位が「行送り」です。
行間や行送りに気を配っていくと、見やすいワードの文書を簡単に作れるようになります。
PCのスキルを上げてくれる、小さな技です。
まとめ
「行間」と「行送り」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも見やすいワード文書をつくる上で欠かせない言葉です。
行間とは文章と文章の間にある、何も書かれていない空白行のこと。
行間は狭い、広いであらわされます。
そして行送りは、行間をふくめた1つの文章のまとまりです。
「行間」と「行送り」を意識すると、読みやすい資料を手軽につくれます。