「表現」と「表出」の違いとは?分かりやすく解釈

「表現」と「表出」の違い違い

この記事では、「表現」「表出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「表現」とは?

「ひょうげん」と読み、心に思うことや感じることを、言葉や、音、しぐさなどによってあらわすことです。

表(おもて)に現すことを意味しています。

また、ある物や、言葉、感情などを別の言葉や物などで表すことをいうこともあります。

例えば、別の言葉で言い換えるときや、複雑な物を簡略化して表すときなどです。


「表現」の使い方

「表現する」「表現方法」「表現力」などと、使います。

主観的なことや内面的なことを、客観的に分かるように、表すときに使われます。

表情で表すこと、身振り、記号や言語、音楽、絵画、造形などに対して使用されます。

「表現技法」「愛情表現」と組み合わせて使うこともあります。

また、数学で「表現」という場合には、ある体系に対して、それを類型的に書き表すことの出来るモデルを構成することや、そのモデルそのものをいいます。


「表出」とは?

「ひょうしゅつ」と読み、心の中など、内側にあるものが、外にあらわれることです。

又は、あらわすときに使うこともあります。

言葉や、しぐさ、態度、外見的特徴など、表したいと意図しているときも、意図していないときにも伝わるものを指します。

「表出」の使い方

「表出する」「表出される」などと、使います。

ほとんどの場合、人が、その内面をおもてに表すときに使用します。

「表現」と同じように伝えるために表すという意味で使うこともありますが、多くの場合、本人が意図していないときに、ひとりでに表れることに対して使います。

「表現」と「表出」の違い

表現は、絵画や像、文章など、物で表すときにも使うのに対し、「表出」は、物に対して使うことは、ほぼありません。

また、表現方法という言い回しはありますが、表出方法とはあまり言いません。

これは、表現は意図して表していることが多いのに対し、表出は、感情などが表れ、出ることを表すためです。

表現は能動的に表していて、客観的に説明するニュアンスがあります。

それに対し、表出は思わず出る、自然に出ることが多くなります。

例えば、怒りを感じた時に、相手に対して抗議することは、怒りの表現だといえます。

それに対し、心拍数が上がることや、顔が赤くなるのが、怒りの「表出」です。

「表現」の例文

・『自分でも、表現したいことが分からないので、課題が進まない』
・『暴力表現は、青少年に悪影響を及ぼす可能性があります』
・『彼の愛情表現は、とても伝わりにくい』
・『彼女は、全身で喜びを表現している』

「表出」の例文

・『赤ちゃんの泣き声を録音し、表出される感情を読み解く研究を行っています』
・『彼女のヒステリックな言動は、感情の表出ではなく、表出に似たものに過ぎない』
・『3歳の子どもに話しかけても、オウム返しばかりで、表出言語がないことが気になります』

まとめ

「表現」と、「表出」は、ほとんど同じ言葉ですが、少し違うところもあります。

違いを知って、役立ててください。

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