四字熟語の意味を知らずに使うと恥ずかしい思いをすることがあります。
この記事では、「試行錯誤」と「思考錯誤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「試行錯誤」とは?
「試行錯誤」とは、いろいろな方法を試してみて、失敗を重ねながら解決方法を見つけ出すことです。
「試行」には、試しにやってみることを意味します。
「試」は、こころみる、ためすという意味がある漢字で、「行」は、おこない、おこなうという意味がある漢字です。
「錯誤」には、まちがうこと、まちがいを意味します。
「錯」は、あやまるという意味がある漢字で、「誤」は、あやまる、まちがえるという意味がある漢字です。
「試行錯誤」に使われている漢字の意味から考えると、間違えることをやってみるということになりますが、わざと間違えているのではなく、失敗を重ねながら解決方法を見つけていくことを意味しています。
「思考錯誤」とは?
「思考錯誤」という四字熟語はありません。
「思考」は考えることです。
知識や経験を使ってあれこれ考えることを意味します。
「思」は、おもう、考えるという意味がある漢字で、「考」は、かんがえる、思いめぐらすという意味がある漢字です。
思考を間違えるでは、意味がよくわかりません。
思考は自分自身が考えることで、自分自身の考えに間違いも正解もないです。
「試行錯誤」と「思考錯誤」の違い
四字熟語の「しこうさくご」は、漢字で書くと「試行錯誤」が正解です。
同じ読みでも「思考」とはしません。
「試行錯誤」は、いろいろな方法を試してみて、失敗を重ねながら解決方法を見つけていくことです。
まとめ
同じ読みの漢字は間違えてしまうことがありますが、四字熟語では「試行錯誤」という漢字が使われます。