「読破」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「読破」

読破は「どくは」と読みます。

難解な書物や分厚い書物を最後まで読み通すことという意味を持っており、絵本のような簡単な読み物ではなく、百科事典のような分厚いものを最初から最後まで読み通すこと、すべて読むこと、という意味を持っています。

「読破」の意味

読破というのは動詞にすると読破するという表現になり得はその名詞になります。

よく似た表現に読了というものがあり、読了というのは全て読み終わることを指しています。

それに対して読破というのはあくまでも難しい書物を最後まで読み通すことを指します。

「読破」の言葉の使い方

たとえ1冊の量が少なかったとしても、例えばシリーズものになっていて全巻がそれなりの量になる場合、「全巻を読破する」という言い方ができます。

また、1冊であったとしても百科事典や図鑑のように分厚い書物や、哲学者などの難解な書物を最後まで読み通した場合、読破するという言葉を使うことができます。

「読破」を使った例文・短文(解釈)

それならば、読破という言葉を使った表現にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは読破という表現の例文をいくつか紹介します。

「読破」の例文1

「最近やっと1ヵ月当たり30冊の本を読破することに成功した」

最近は電子書籍などが増え、新聞などに目を通す人も減ったのではないでしょうか。

ニュースなどもスマホで読めてしまいますし、活字を見る機会が減ったと考える人もいるかもしれませんね。

そんな中で、図書館などで本を借りて毎日出来る限り本を読もうとしている人もいます。

1ヵ月あたり何冊本を読むという目標を決め、その目標に向けて努力をしている人も多いことでしょう。

もしも1ヵ月当たり30冊近くの本を読むことができたが、正しく30冊の本を読破したということができます。

「読破」の例文2

「しばらく読みたいと思っていたニーチェの本をやっと読破した」

哲学者の本はそれでなくても難解だと思う人も多いのではないでしょうか。

哲学に通じている人であれば理解できることであったとしても、哲学はよくわからない、あまり哲学について勉強したことがない、という人について、哲学の書物はなかなか困難なものになります。

目を通すことができたとしても、それを理解することはなかなか難しいでしょう。

だからこそ、哲学者の本は特に読破したという表現がふさわしいと考えられます。

もしも哲学者の本をしっかりと読み込んで理解することができれば、それはまさに読破したという表現を使うことができるでしょう。

「読破」の例文3

「研究者である父親は既に何冊もの難しい本を読破している」

研究者であれば、一般人が読んでも面白くないと感じるような本をたくさん読まなければいけません。

自分の研究に関する本であれば、ページ数までしっかりと覚えているという人も多いのではないでしょうか。

もしも研究者であったら、そのような本をたくさん読み込んでおり、たくさんの本を読破しているという表現を使うことができます。

一般的にはかなり時間をかけなければ読めない本であったとしても、そのような人であれば短時間で読んでしまうかもしれませんね。

「読破」の例文4

「時間がかかったけれど、この英語の本をやっと読破できた」

難解な本を読み込むことを読破と言いますので、たとえ内容がそこまで難しいものではなかったとしても、英語の本で時間がかかった、外国語の本でなかなか難しかった、と感じられる場合は読破という表現を使うことができます。

確かに主観的なものですので人によってはそこまで難しくないと思う人もいるかもしれません。

しかし、そこまで英語が得意ではないという人が勉強も兼ねて英語の本を最後まで読んだのであれば、それは難解な本を読んだと認められるのです。

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