「論より証拠」とは?
「論より証拠」という言葉を知っているでしょうか。
弁護士が主演のドラマなどで、「論より証拠だ」というセリフを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「論より証拠」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「論より証拠」という言葉の意味を紹介します。
「論より証拠」の読み方
「論より証拠」は「ろんよりしょうこ」と読みます。
「論」は「ろん」、「証拠」は「しょうこ」と読みます。
特に難しい言葉は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
「論より証拠」の意味
「論より証拠」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「論より証拠」には、「あれこれ論じるより、証拠を示す事で物事は明るくなる」という意味があります。
例えば裁判中に、弁護士と検事が言い合っている時、「論より証拠だ」と弁護士や検事が言う時、話し合いよりも、証拠の方が重要だという意味があります。
例えば犯行の有無について話し合っている時は、犯行の証拠を提出するのがいちばんの決め手になります。
このように「論より証拠」という言葉には、「あれこれ論じるより、証拠を示す事で物事は明るくなる」という意味があります。
「論より証拠」を使った例文や短文など
次に「論より証拠」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「論より証拠」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
「論より証拠」を使った例文1
「上司から売り上げ目標を言うより、『論より証拠』で結果を出せと言われた」
この例文はビジネスシーンで、売り上げ目標ばかり言っていた人が、上司から結果を出せと言われた場面になります。
目標を何度言うよりも、売り上げを上げるという「証拠」を出す方が、説得力があるためです。
「論より証拠」を使った例文2
「『論より証拠』のため、浮気をしていない証拠を見せろと言われる」
この例文は、浮気を疑われる彼氏が、「浮気をしていない証拠を出せ」と言われている場面になります。
どれだけ申し開きをしても、何かしらの浮気をしていない物的証拠にはかなわないかもしれません。
「論より証拠」の類語や類義語・言い換え
続いて「論より証拠」の類語や類似表現を紹介します。
「論より証拠」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
「証拠が先」【しょうこがさき】
「証拠が先」には「議論よりも証拠を出した方が、物事がはっきりする」という意味があり、「論より証拠」とほとんど同じ意味があります。
「論より証拠」を他の言葉にしたい時、使ってみましょう。
「百聞は一見にしかず」【ひゃくぶんはいっけんにしかず】
「百聞は一見にしかず」には、「何度話を聞くより、一度見た方が確かだ」という意味があります。
例えば、フランスの話を友達から何度聞かされるより、フランスに行って自分の目で見た方が早いという意味があります。