この記事では、「豆板醤」と「XO醤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「豆板醤」とは?
「豆板醤」とは「トーバンジャン」と読みます。
この言葉は中国語で、中国料理の調味料のことを言います。
ソラマメの味噌に、唐辛子を加えたもので「豆板醤」は赤くて辛い味がします。
麻婆豆腐などは「豆板醤」を使った代表的な中華料理として日本でもよく知られています。
「XO醤」とは?
実際に「XO醤」は熟成させる工程があるわけではありませんし、ブランデーを必ずしも入れてあるわけでもないのです。
ただしメーカーによっては香りづけとして使っているところもあります。
「XO醤」とは、1980年代に香港で考案された調味料のことです。
材料は干し貝柱、干しエビ、中華ハムなどです。
主に広東料理で使われますが、名前の「XO」とは、コニャックの熟成年数を表す「X. O. 」からきています。
「豆板醤」と「XO醤」の違い!
「豆板醤」と「XO醤」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも中華料理の調味料という共通点はありますが、まったく違うものですから混同しないように気をつけてください。
「豆板醤」はソラマメの味噌、唐辛子を材料として作る中国の「発酵調味料」のことを言います。
もともと中国四川省で最初に作られたもので四川料理に欠かすことはできない調味料の一つと覚えておきましょう。
一方の「XO醤」ですが、こちらは香港で考案された「あわせ調味料」のことを言います。
1980年代に、香港のペニンシュラホテル、広東料理レストランの料理長が、高級な食材をふんだんに使って開発したものです。
現在は香港だけでなく、世界各地に広まっていて日本でもスーパーなどで買うことができます。
「XO醤」の中には「豆板醤」も含まれています。
まとめますと「豆板醤は、四川省で最初に作られた中国の発酵調味料」「XO醤は、香港で開発された高級食材をふんだんに使ったあわせ調味料」ということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「豆板醤」と「XO醤」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの特徴を理解して、使い分けてください。