「豚切り」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「豚切り」とは?新語・ネット用語

この記事では、豚切りの意味を分かりやすく説明していきます。

豚切りとは?意味

豚切り(ぶったぎり)は、他人の話を強引に遮ることを指す言葉です。

話の流れを遮断する、阻止するという意味合いもあります。

人が話しているときに無理やり話の流れを変えさせるときに使うこの豚切りは、ネット上でよく使われている言葉でもあり、アニメのキャラクターについて気持ちよく話している人に対して「その話はもういいわ」と遮り、「ところで上映した映画についてなんだけど」とまったく違う話をしだすのです。


豚切りの概要

ネット上での豚切りの意味としては、「話をぶった切る」という言葉が「話を豚切る」に変化しました。

SNS上で使われるこの言葉は、残念な言動に対して使います。

会話の流れをまったく無視する人は、急に自分の話を始めたり、相手が関心もないことを話し出すのです。

唐突に違うことを言い出すので、話している人も驚き、言葉を失ってしまいます。

そんなところが「ぶった斬る」は、主張や批判してくる人に対して本質を否定するという意味があり、「ぶった切る」は1つのものを切って2つに分けるという意味があります。

この2つの言葉から「分断する」という意味が込められていて、話を断絶するにつながる言葉になるわけです。

そして、「ぶった切る」「ぶった」「豚」に例えて作った言葉になります。


豚切りの言葉の使い方や使われ方

世間的には変わった名前に対しても豚切りと使います。

豚切りと思う漢字の呼び方には、「愛」と書いて「あ」と呼び、「桜」と書いて「お」と呼びます。

漢字を一部だけ読むときに文字を切り捨てて、わざと一文字だけで呼ぶのです。

SNS上では、子供の名前の場合「愛菜」と書いては「まな」と呼び、「心美」と書いて「ここみ」「結音」「ゆのん」「彩絵」「さえ」と書き、「豚切りネーム」と呼び、残念なドンネームであることをアピールするときに使います。

豚切りを使った例文(使用例)

・友達と彼氏の話をしてたのに、いきなり豚切りするのはやめてよ。

・あなたはいつも話を毎回のように豚切るけど、本当に迷惑。空気が読めない人だ。

・大事な話をしていたのに割り込んでくるのはひどいわ。豚切りしないで。

友達と彼氏の話をして盛り上がっていたのに、いきなりその話を遮ってきた人に対して、その行動をやめさせたいときに使える例文です。

また、いつも話の間で阻害してくる人は迷惑で、困るという気持ちを表すときに使える言葉です。

楽しく会話しているというのに、途中で遮る人はその場の空気が読めず、残念だと思う気持ちを表せます。

大事な用件について話していたのに、いきなり話を遮るので、話の内容が飛んでしまって困るときにも使えます。

まとめ

話の腰を折ってばかりの人に対して使う言葉の豚切りは、話を中断して困る人や、空気の読めない人に対して使います。

また、わざと話を中断するために遮る人もおり、わざとらしさを感じるその行動に嫌な気持ちになる人もいます。

不快な行動でもある豚切りをする人は、SNSでは嫌われてしまいますので、人が話をして盛り上がっているときや、大事な話をしているときはしない方がいいでしょう。

その場の空気をよく読み、楽しく話しているときは邪魔しない工夫が必要です。