「負債」と「借金」の違いとは?分かりやすく解釈

「負債」と「借金」の違い違い

この記事では、「負債」「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「負債」とは?

「負債」とは、他から金銭や物品を借りて、返済の義務を負うことや、その借りたものを指す言葉です。

また、 企業会計では「負債」は支払手形・買掛金・借入金のような法律上の債務と、「負債」性引当金を合計したものを意味します。

すなわち、企業の総資本から自己資本を除いた部分と言う意味になります。

ここで「負債」性引当金とは、損益計算上で計上する必要のある従業員の賞与引当金や退職給与引当金等を指すものです。


「借金」とは?

「借金」とは、金銭を借りることや、借りた金銭の事を意味する言葉です。

この「借金」は、一般の人にも馴染み深い言葉で、『彼は借金で首が回らい状態に陥っている。

』や、『借金を踏み倒す』などの様に使われます。

「借金」には、金融機関からの借り入れの他に、クレジット会社による商品購入代金の残債務 ・奨学金債務・税金や家賃・水道光熱費の滞納分が含まれます。

健全なお金の使い方の為に、こうした認識をしっかり持っている事が重要と言えます。

また「借金」の元々の意味を比喩的に使い、野球などのリーグ戦で、負けた数が勝った数を上回っているときの、その差を「借金」と使う事もあります。

例えば、『あのチームは、負けが込んですでに、借金が15に達している』の様に使われます。


「負債」と「借金」の違い

「負債」は一般的な意味として、他から金銭や物品を借りて、返済の義務を負うことや、その借りたものを指す意味を持っています。

また企業会計用語としては、支払手形・買掛金・借入金のような法律上の債務と、「負債」性引当金を合計したものを意味します。

それに対して、「借金」は金銭を借りることや、借りた金銭の事を意味する言葉で、「借金」「負債」の一つの種類だと言える関係にあります。

従って、企業会計は別にしても、個人でも「借金」を一般的な意味の「負債」と表現しても間違いではないのです。

しかし個人では「借金」以外の「負債」を負っている事が少ないために、直接的に「借金」の方を使うと言えます。

また、この様に一般的な意味での「負債」と言う言葉を使わない事で、いつしか「負債」は企業会計用語として使われるものだと言う認識が広まった事で、一般的に余り使われない言葉となったと言えるでしょう。

まとめ

「負債」は一般的な意味として、他から金銭や物品を借りて、返済の義務を負うことや、その借りたものを指す意味を持っています。

また企業会計用語としては、支払手形・買掛金・借入金のような法律上の債務と、「負債」性引当金を合計したものを意味します。

それに対して、「借金」は金銭を借りることや、借りた金銭の事を意味する言葉で、「借金」「負債」の一つの種類だと言える関係にあります。

また「借金」を元々の意味を比喩的に使い、野球などのリーグ戦で、負けた数が勝った数を上回っているときの、その差を表現する言葉としても、しばしば使われます。

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