「買い専」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「買い専」とは?新語・ネット用語

この記事では、「買い専」【かいせん】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「買い専」とは?意味

「買い専」【かいせん】とは、自分では読まないのに、同人誌を買うだけの人を指す言葉です。

本屋に行ってどのような漫画があるのか自分で見て実際に手に取り、本の表紙がなんとなく気に入ったときは買いますが、あえて読むことはせず、棚に飾るか、並べて楽しみます。

このような人は漫画を描くことは絶対にしませんし、じっくり時間かけて本を読んで楽しむこともなく、読み専よりもたちが悪いと言われている本の収集家なのです。

しかし、お洒落して即売会にだけは遠い場所からでも訪れるところが謎な集団でもあり、たびたび5ちゃんねるでも話題にあがる存在になります。


「買い専」の概要

漫画本やマニアックな本を読まないのに同人誌を購入する人を「買い専門」と言い、略して「買い専」と呼んでいます。

このような人は同人誌を作るという面倒なことはせず、他人が作った本から好きなものだけを選び、買うのに読まないという一風変わった人たちのことを言い表すスラング用語です。

この「買い専」の中には、ある分野では自ら同人作家として創作活動している人もいますが、別の分野では「買い専」として活動している人がいます。

しかし、アマチュア系の同人誌即売会には積極的に行き、コミックや乗り物、コスチュームなどのマニア向けのイベントにも参加しては本を買い、家に持ち帰る「買い専」は出たがりなところがあり、自分もそのような推しに参加することがファンとしての役割を果たしているという気持ちになるわけです。


「買い専」の言葉の使い方や使われ方

興味がある同人誌だけを狙い、買う「買い専」は、自分が好きな本だけを買いますが、読むことはしない人に対して使います。

表紙を捲り、サッと目次だけに目を通したとしても、ストーリーまで読むことはなく、表紙を閉じたら本棚にしまうか、布団の横に置いて放置する人も「買い専」になります。

このように、同人誌に興味はあるけど買って終わるか、話題になっているから一応買って話題にのりたい、新刊を一応買い、1から最終話までコレクションしたい人に「買い専」と使います。

この言葉の類義語には「島買い」があり、同じ分野の本をまるで島ごと買うかのように棚にある同人誌を片っ端からすべて購入するという意味があります。

新しく出た同人誌はどれを買えばいいか分からないので、全部買っておけばハズレがないでしょと使われている言葉です。

「買い専」を使った例文(使用例)

・『私はうまく絵も描けないし、文章も苦手なのでもっぱら買い専です』
・『同人ではエロをメインにやっていますが、小説は買い専です』
・『月曜から金曜日はネットで創作活動していますが、土曜と日曜日は買い専です』
絵は下手だし、文章を書いて世の中に作品を送り出すことなどできないという「買い専」は、読むのも駄目だけど買うことはできると気持ちを表します。

また、エロい本を見るのは得意ですが、文章を読むのが苦手な人は一応気になる小説は買いますが、袋に入れたまま読まない人もいます。

そして、平日は収入を得るために創作活動して儲けたそのお金で、週末は本屋に行って思い切り小説を買い、並べて喜ぶわけです。

まとめ

同人誌をこよなく愛す人は、買うことに興味を示し、読まずに並べるか、置いておくだけも心が満たされるわけです。

そんな「買い専」はお金があれば誰でもなれますので、興味がある人は本屋に行き、気になる同人誌を手に取り、買ってみるといいでしょう。