住まいのリフォーム時に、どちらの言葉を使おうか迷うことがあります。
この記事では、「貼り替え」と「張り替え」の違いを分かりやすく説明していきます。
その場にふさわしい言葉を覚えていきましょう。
「貼り替え」とは?
貼り替えとは、新しい物を付け直すこと。
のりなどを用いて、新しい壁紙やポスター、障子などを貼ることです。
「貼り替え」は「貼って取り替える」と書きます。
「貼る」というのは、接着剤やのりをつかうこと。
シールをペタッと、壁にはりつけるイメージです。
また「替える」は元あった物を取り除いて、新しい物をあてがうという訳があります。
つまり「貼り替え」とは古い壁紙などを取り除いて、新しいものをノリで付けること。
クロスやふすま、障子やラバーの貼り替えなどに使います。
使い方としては「年の瀬になったので、ふすまの貼り替えをした」や「リビングを北欧風の壁紙に貼り替える」などがあります。
のりやシールが付いているものを、新しく貼る作業が貼り替えです。
「張り替え」とは?
張り替えとは古い素材をはがして、新しい素材を付けること。
フローリングなどの床材を、新しくリフォームするときに用います。
「張り替え」は「張って取り替える」と書きます。
「張る」というのは、のばして広げるという訳があります。
つまり大きな面のものを広げて、ピンと引きのばし新しくするのが張り替え。
そのため張り替えは、クッションフロアやフローリングなど床材を新しくするときに使います。
具体的な例を挙げると「実家の古い畳を、新しく張り替えてもらった」や「穴が開いていたので、網戸の張り替えをお願いした」などがあります。
張り替えは床材のほか、畳や網戸にも用います。
「貼り替え」と「張り替え」の違い
どちらもDIYでよく使う言葉です。
「貼り替え」と「張り替え」の違いを、分かりやすく解説します。
・職人さんに頼むレベルは「張り替え」
「貼り替え」と「張り替え」は、どちらも区別が付きにくいです。
「貼り替え」はシールやのりで貼り付けること。
そのためDIY初心者でも、容易くできる作業が多いです。
一方で「張り替え」はドライバーなどの工具を使って、床材や網戸を取り替えること。
DIY初心者には難しい、難易度の高い作業が待っています。
クロスやふすま、障子は「貼り替え」。
クッション材などの床材や網戸は「張り替え」。
より本格的なものほど「張り替え」が選ばれます。
まとめ
「貼り替え」と「張り替え」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも古い物を剥がして、新しい物にリフォームする作業です。
「貼り替え」はシールやのりで、ペタッと付けること。
「張り替え」は工具を使って、ピンと張ることです。
「貼り替え」は卓球のラバー、クロス、ふすま、障子などに用います。
「張り替え」は床材や網戸などの交換作業に使います。
正しい漢字を知ると、業者さんとのやり取りが自信をもっておこなえるようになります。