「赤だし」と「赤味噌」の違いとは?分かりやすく解釈

「赤だし」と「赤味噌」の違いとは?違い

この記事では、「赤だし」「赤味噌」の違いを分かりやすく説明していきます。

「赤だし」とは?

「赤だし」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「赤だし」「あかだし」と読みます。

「赤だし」は、「豆味噌をもとにして、米味噌を合わせた、合わせ味噌のこと」という意味があります。

ちなみに「味噌(みそ)」は、「大豆を蒸して砕き、?と塩を加えて発酵させたもの」を指します。

また「豆味噌(まめみそ)」「大豆と塩と水だけを使って作る、シンプルな味噌」のことを言います。

また「米味噌(こめみそ)」「米?を使う味噌」を指し、一般的に「味噌」と呼ばれる場合は、米麹を使った「米味噌」を指す言葉になります。

つまり、「赤だし」はシンプルな「豆味噌」をベースとして、一般的な味噌である「米味噌」を合わせた、合わせ味噌ということが分かります。

ベースとなる「豆味噌」はたんぱく質が豊富だという特徴があり、熟成期間が長くなる傾向があります。

色味は「赤色」になりやすく、「赤味噌」のひとつに数えられています。


「赤味噌」とは?

「赤味噌」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「赤味噌」「あかみそ」と読みます。

「赤味噌」は、味噌の色を、「色味」で区別するときに使用する言葉になります。

つまり、見た目が赤ければ「赤味噌」ということになります。

原材料や製造方法などは、特に関係なく、見た目重視の呼び方になります。

一般的に「赤味噌」は熟成期間が長いという特徴があり、そのために塩分濃度が高く、塩辛いという特徴があります。

「味噌」には、「主原料」から、「米味噌」「麦みそ」「豆味噌」「合わせ味噌」の4つに分類することができます。

主な「赤味噌」には愛知県のソウルフードともいえる「八丁味噌」があります。

また、宮城県の「仙台味噌」や東京都の「江戸甘味噌」が代表的とされています。


「赤だし」と「赤味噌」の違い

「赤だし」「赤味噌」の違いを、分かりやすく解説します。

「赤だし」は、「豆味噌をもとにして、米味噌を合わせた、合わせ味噌のこと」を指し、「赤味噌」「赤い色をした味噌」のことを指します。

「赤だし」「原材料」をもとにしたカテゴリー分けしたものの一つで、「赤味噌」「色味」をもとにしてカテゴリー分けした味噌の一つとなります。

このように「赤だし」「赤味噌」は分類方法が違うという、違いがあります。

しかし、「赤だし」の味噌である「八丁味噌」は、「豆味噌」をベースにしていることから、「赤だし」でもあり、「赤い色味」のため、「赤味噌」となります。

このように、「赤だし」「赤味噌」は言葉としてまるで別の意味を持ちますが、結果として同じ味噌を指すことがあります。

まとめ

「赤だし」「赤味噌」の違いについて見てきました。

2つの言葉の違いを知ることで、味噌を購入するときのヒントになるのではないでしょうか。

「豆味噌」を飲んでみたいときは「赤だし」を、「赤い色の味噌」を買うときは「赤味噌」を購入しましょう。

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