この記事では、「赤ピーマン」と「パプリカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤ピーマン」とは?
赤い色をしたピーマンのことです。
ピーマンは、ナス科トウガラシ属の植物です。
販売されているピーマンでよく見かけるものは緑色をしたものです。
「赤ピーマン」と緑のピーマンは同じ品種です。
色に違いが生まれるのは栽培日数が関係をしています。
ピーマンは最初緑色をしていますが、そのまま栽培し続けると完熟をして赤色になります。
完熟をすることで甘味が増します。
トマトが最初緑色をしているけれど、そのまま栽培し続けると赤色になるのと同じようなものです。
多くの植物は、未完塾の状態では緑色をしているけれど、完熟をすると赤やオレンジなどの目立つ色に変化をします。
「赤ピーマン」の赤色は、カプサンチンという成分によるものです。
また、緑のものに比べるとカロテンを多く含んでいます。
ピーマンの肉詰め、野菜炒め、オムレツなど、さまざまな料理に活用できます。
「赤ピーマン」の使い方
赤い色をしたピーマンを指して使用する言葉です。
「パプリカ」とは?
ナス科トウガラシ属の植物です。
肉厚で辛みがなく、苦味が少ない特徴があります。
この植物はオランダからの多く輸入されていましたが、現在は韓国やニュージーランドなどからも輸入されており、また日本国内でも栽培されています。
未完塾のものは緑色、完熟をすると赤色、黄色、オレンジ色、紫色などカラフルな色になります。
品種によって完熟したときの色は異なります。
特に多く含む栄養素はビタミンCです。
100gあたりのビタミンC含有量は、赤いもので170mg、黄色いもので150mgです。
炒め物はもちろん、甘味が強いので生食にも向いています。
乾燥・粉末化したものは香辛料として使用されます。
「パプリカ」の使い方
ナス科トウガラシ属のトウガラシの一品種、肉厚で甘味が強いものを指して使用する言葉です。
赤、黄色、オレンジなどの色があり、色に関係なく、この名で呼びます。
「赤ピーマン」と「パプリカ」の違い
ナス科トウガラシ属の植物ですが品種が違います。
大きさは「パプリカ」の方が大きいです。
肉厚で重みもあります。
甘味が強い点はどちらも同じです。
色は「赤ピーマン」は赤だけですが、「パプリカ」は赤以外のものもあります。
「赤ピーマン」の例文
・『赤ピーマンなら食べられる』
・『珍しく赤ピーマンが売られていた』
・『赤ピーマンを使うと彩りがよい』
・『赤ピーマンで炒め物を作る』
「パプリカ」の例文
・『パプリカでピクルスを作る』
・『パプリカなら食べられる』
・『スーパーに行ってパプリカを買ってきて』
・『国産のパプリカ』
まとめ
植物としての科・属が同じですが、品種が違う植物です。
見た目が似ていて間違えられることがありますが、この2つは別のものです。
しかし、同じような料理に活用することができます。