この記事では、「赤皿貝」と「ホタテ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤皿貝」とは?
「あかざらがい」と読みます。
貝殻の色が赤く見えることから、そのように呼ばれるようになりました。
中身は市場に出回ることは稀で、食べたことも見たこともない人のほうが多いのですが、むき身は「ホタテ」にとてもよく似ています。
なぜ市場に出回らないかというと、「赤皿貝」は「ホタテ」の養殖を行う際、オマケのように育つ貝だからです。
そのため、主に養殖を行っている漁師の人たちや地元の人たちが食べるだけで終わってしまいます。
数が限られているので、幻の貝と珍しがられるわけです。
「赤皿貝」は挟む力がとても強く、そういった意味で生命力は「ホタテ」以上と評されています。
実際に食べた時の食感は格別で味も濃く、「ホタテ」以上に好んで食す人もいるくらいなのです。
刺身でも食べられますが、火を通した調理方法が好まれています。
「ホタテ」とは?
「ホタテ」は漢字で表記すると、「帆立」になります。
北海道や青森県、岩手県などの寒い地方で、さかんに養殖が行われています。
漁獲も行われていますが、現在は養殖が主流となりました。
「ホタテ」は、どの部位も旨味が強く味わい深いのですが、特に貝柱が人気。
刺身やバター焼きなど、様々な調理方法で楽しめる人気の高い魚介です。
「赤皿貝」と「ホタテ」の違い
「ホタテ」は非常に知名度が高く人気の魚介で、一年を通してスーパーマーケットなどで手軽に入手できます。
一方、「赤皿貝」は宮城県で養殖が行われているものの、他の地域では「ホタテ」の養殖時についでに育ってしまう程度です。
そのため、地域限定で入手可能な希少貝と言えます。
まとめ
この記事で初めて「赤皿貝」を知った人もいるはずです。
機会があったら、ぜひ食べてみてください。
