「趣味被りのジレンマ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「趣味被りのジレンマ」とは?新語・ネット用語

この記事では、「趣味被りのジレンマ」【しゅみかぶりのじれんま】の意味を分かりやすく説明していきます。

「趣味被りのジレンマ」とは?意味

「趣味被りのジレンマ」【しゅみかぶりのじれんま】心の底から大嫌いな人と自分が愛してやまない趣味が被ってしまったとき、全身に鳥肌が立つほどの嫌悪感や不快感を感じてしまうという意味があります。

生理的に無理と感じる容姿の人や喧嘩して二度と口を聞きたくないと思う者が自分とまったく同じアイドルを好きであったり、応援しているアニメのフィギュア、グッズを集めるのが好き、ゲームの趣味が被っていたときはなんとも割り切れない複雑な気持ちになってしまうでしょう。

嫌いな相手の容姿も性格も合わない、話し方も受け付けないと思う本当に嫌いな人と嗜好が同じであるとき、全身に感じる悪寒とともに言葉に表せないほどの嫌な気持ちを感じた人がふともらす言葉でもあります。


「趣味被りのジレンマ」の概要

職場に嫌いな人がいたとき、カバンの中から自分が持っているアニメの絵が描かれているポーチを取り出しただけで寒気がしますが、聞こえてくる話がどうも自分の好きなアニメの主人公と被っているは、ポーズが好きなど細かなところまで同じだったとき、かなりショックを受けるでしょう。

アニメだけではなく、好きな俳優や歌まで同じであれば、不快感を通り越して嫌悪感に包まれては「消えてしまえばいいのに」とさえ思うほど苛立ちを覚えるその気持ちが「趣味被りのジレンマ」と言います。


「趣味被りのジレンマ」の言葉の使い方や使われ方

どう頑張っても好きにはなれない人と趣味が同じで被っていると分かったとき、その衝撃は計り知れないものとなり、自分を酷く襲います。

よりによってどうして自分と同じなんだろうと思うと、いてもたってもいられないほどのつらさが襲うその瞬間を「趣味被りのジレンマに包まれる」と言い表します。

掲示板で趣味の話していて、まったく好きなものを楽しそうに書き込みしているときや、“Twitter”(ツイッター)で自分が持っているグッズの画像を投稿していて違和感を感じたときも「趣味被りのジレンマだわ」と突っ込みを入れるわけです。

「趣味被りのジレンマ」を使った例文(使用例)

・『趣味被りのジレンマと同じ意味を持つ同担は好きなタレントと被っていることを表す』
・『可愛いアニメのキャラクターが好きだが気持ち悪いおじさんも好きと知って趣味被りのジレンマを感じた』
・『クラスにいる嫌いないじめっ子が自分と同じ歌手が好きだと知り強い趣味被りのジレンマに襲われる』
同担もまた「趣味被りのジレンマ」と同じように好きなアイドルが被っていて残念な気持ちになるときに使われていますが、相手が嫌いであれば嫌悪感を感じ、好きな人であれば嬉しいという意味を持つ言葉です。

可愛い主人公を嫌いと思うおじさんも好きであることに違和感を感じるだけではなく、女装して主人公になりきっていた姿を見たときはすごい嫌悪感に包まれるわけです。

同じクラスにかなり嫌いな人がいたとき、できれば趣味は被りたくないと思う人は多いのに、数ある中で趣味が被ったときはかなりの衝撃と違和感を感じる人は絶望的になってしまいます。

まとめ

最悪と感じるほど好きなことが被ってしまったときのつらさは苛立ちを覚えてしまうものですが、相手が本当に嫌いだと感じる人であれば酷く落ち込み、復帰できない気持ちになる人もいます。

そんなとき、もう嫌になってしまうほどのジレンマが襲うその衝撃を言い表したいとき「趣味被りのジレンマだ」と言ってみるといいでしょう。