この記事では、「転売」と「小売」の違いを分かりやすく説明していきます。
「転売」とは?
一度買った物を、更に他人に売り渡すことを指す言葉で、基本的に小売店などから購入しての転売では定価販売では利益が得られることが構造的にありえないため、購入価格と販売にかかる手数料に利益を上乗せした金額で販売することになるので、特に自分で価格を設定できるインターネットオークションなどでは品物の金額はどんどん高くなる傾向にあります。
コンサートやライブなどのチケットやゲーム機、プラモデルなど一度に販売できる数に限界のある新製品に対して行われています。
販売が無尽蔵に可能でもある電子書籍などは構造的に転売はありません。
なお、新製品を古物店に売る場合は転売としては利益が出ることは絶対になく、中古販売として区別されているとも言えます。
なお、使用を一切せず、他人への販売目的とした転売行為には古物商許可が必要となり、許可のない転売行為は税務上の問題もある行為でもあります。
「小売」とは?
生産者や卸売業者から仕入れた商品を、一般の消費者に販売することを指す言葉で、スーパーや量販店などを小売店とも呼びます。
小売業として幅広く見た場合、百貨店やスーパーはもちろん、ガソリンスタンドも小売業に含まれます。
小売店で買った商品は一度も他の消費者を通じていない商品となっており、基本的には小売店は新品の取り扱いの店です。
小売店ではメーカーが指定した希望小売価格より高値で販売することはありえず、希望小売価格よりも安く販売するケースもあります。
なお、新聞や書籍、雑誌は定価販売です。
小売業は実物を売るものであり、マッサージやインターネットや電話の通信、クリーニングや映画などはサービス業に分類されます。
ただし電話の端末、映画のパンフレットやグッズは小売です。
「転売」と「小売」の違い
「転売」と「小売」の違いを、分かりやすく解説します。
「小売」品物を店で販売することを指し、小売において扱われる商品はすべて「新品」です。
対して転売は個人で行った場合はその人の手を一度は渡ったものを別の人に売るというシステムのため、「新品」という言葉は使えません。
また、商品の価格は小売ではメーカー希望価格に近い価格で販売できるのに対し、転売は購入した価格に加えて手数料と利益を加えた金額が必要になるので小売より明らかに高額になります。
小売は食品から家具、ゲーム機、玩具など量販店や百貨店、スーパー・ホームセンター薬局などで扱われるものがありますが転売は、人気のある商品で供給が行き届いていないものに限られます。
転売は正常な流通を妨げる問題のある行為です。
まとめ
「転売」と「小売」は小売がないと転売はありえないという関係性はありますが、小売は社会にとって必要不可欠な存在なのに対して、転売は値段を吊り上げることなど自分の利益のみを目的とした行為なので問題視されつつあります。