「辛口」と「毒舌」の違いとは?分かりやすく解釈

「辛口」と「毒舌」の違いとは?違い

この記事では、「辛口」「毒舌」の違いを分かりやすく説明していきます。

「辛口」とは?

「辛口」「からくち」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は元の意味で、「辛味の強い食べ物のこと」という意味で、辛味成分が強い食べ物のことを言います。

2つ目は上記から転じて、「甘味よりも辛味を好むこと」という意味で、辛いものや口当たりの強い食べ物を好む嗜好のことを言います。

3つ目は更に転じて、「手厳しいこと」という意味で、相手にとってつらいと感じる様子を言います。

上記に共通するのは「辛い、刺激が強い」という意味です。

「辛」「つらい」とも読み、「身を突きさすくらいに厳しい」「つらく苦しい」という意味、「口」「口に出す言葉」という意味、「辛口」「身を突きさすくらいに厳しい言葉」になります。


「辛口」の使い方

「辛口」「辛味の強い食べ物のこと」「甘味よりも辛味を好むこと」「手厳しいこと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「辛口だ・である」と使われたり、形容詞として「辛口な」と使われたり、副詞として「辛口で」と使われたりします。

基本的に、辛味の強い食べ物や、転じて相手にとって手厳しい様子に使われる言葉です。


「毒舌」とは?

「毒舌」「どくぜつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「非常に意地の悪い皮肉」という意味で、相手を貶める意味で遠回しに嫌味を言うことを言います。

2つ目は「酷い悪口」という意味で、直接相手をけなす悪口を言うことです。

上記に共通するのは「相手に悪意を持った発言」という意味です。

「毒」「そこなう」「わるい」とも読み、「害を与える」「ひどくそこなう」という意味、「舌」「口でしゃべること」「毒舌」「相手に害を与えることをしゃべる」になります。

「毒舌」の使い方

「毒舌」「非常に意地の悪い皮肉」「酷い悪口」という意味で使われます。

名詞として「毒舌を吐く・吐いた」と使われたり、副詞として「毒舌を吐いて」と使われたり、「毒舌家」と複合語として使われたりします。

基本的に、相手をけなす為に、きつい皮肉や酷い悪口を言う時に使われる言葉です。

「辛口」と「毒舌」の違い

「辛口」「辛味の強い食べ物」「相手にとって手厳しい様子」という意味です。

「毒舌」「相手をけなす為に、きつい皮肉や酷い悪口を言うこと」という意味です。

「辛口」の例文

・『あの評論家はいつも辛口な意見を言う』
・『芸能人に対してはネット上で辛口コメントが多い』
・『レビューに辛口が多い程信頼できると思う』
・『カレーは辛口が基本だ』

「毒舌」の例文

・『彼女は美人なのに毒舌を吐くので引かれている』
・『彼は昔から毒舌家で人気がある』
・『某アナウンサーは毒舌が過ぎて降板になった』
・『彼女の毒舌はユーモアがあって好きだ』

まとめ

今回は「辛口」「毒舌」について紹介しました。

「辛口」「辛い食べ物」「手厳しい様子」「毒舌」「辛辣な皮肉や悪口」と覚えておきましょう。

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