この記事では、「辣腕をふるう」の意味を分かりやすく説明していきます。
「辣腕をふるう」とは?意味
「辣腕をふるう」は、厳しいやり方でてきぱきと与えられた物事を解決することを意味します。
つまり、てきぱきと仕事を片付ける行為を表し、ふるうとあるように存分に仕事を片付ける能力を周囲にふるまうことです。
周囲にふるまうことが重要なポイントで、ふるうとは、周囲に見せつけるために存在する言葉になりますので、この場合は、自分の腕前をあえて周囲に見せつけているということになります。
何故、周囲に見せつけるかについては、てきぱき働く様子を周囲に見せることで周囲を刺激することが狙いであると思われます。
「辣腕をふるう」の概要
「辣腕をふるう」は、周囲にも影響を与える厳しいやり方のことを指すため、単に仕事ができることを表すのではないです。
逆を返せば、「辣腕を振るわざるを得ない」状況にあると判断されていると見え、要は仕事をしない人間がいるからこそ仕事を迅速に片付けることができる人材が必要である、ただそれだけなのです。
なお、「辣腕をふるう」自体に無い環境については、周囲の皆がてきぱきと業務をこなしており、人の何倍も働く必要性がない場合、「辣腕をふるう」必要性はなくなります。
「辣腕をふるう」の言葉の使い方や使われ方
「辣腕をふるう」の言葉の使い方は、自分が仕事をてきぱきとこなして周囲から他人の倍以上の仕事をしているという場合か、第3者が見て仕事を頑張っている者に対して使用する言葉です。
つまりは仕事をしている者自らが「辣腕をふるう」ということも可能ですが、この場合、周囲が仕事をしないが故、私が辣腕をふるって仕事をしてやったという意味に解釈されますので言い方によっては上から目線の物言いとなります。
「辣腕をふるう」の類語や言いかえ
無駄なくお仕事をする様を「辣腕」と解釈した場合、「迅速に動く」や「迅速に対処する」などが「辣腕をふるう」の類語および言いかえに当たります。
また、「辣腕」を凄腕であると解釈した場合、類語および言いかえは、「手腕を振るう」が類語や言いかえに相当し、自分の腕前を見せて対処することと解釈します。
まとめ
「辣腕をふるう」は、言ってしまえば、仕事をてきぱきとこなす様子を周囲に見せつけることです。
あえて見せつけると言ってもよく、周囲に仕事をしている様子を見せることで周囲を刺激し、仕事をこなすよう促すと考えてもよいでしょう。
逆を返せば、この言葉は、周囲が仕事をしないが故、仕事ができる人物が頑張っているとも解釈ができますので、「辣腕をふるう」というのはそれだけ、会社であればその他の従業員が仕事をしていない可能性が高い表れでもあるのです。
その為、自ら「辣腕をふるう」と言い切った場合、周囲のものは仕事をしていないと言っているに等しく、周囲からすれば場合によりますがあまり良い気分にならない言葉でもあります。