「逆玉」
逆玉と逆玉表現は「ぎゃくたま」と読み、玉の輿の逆版を指しています。
玉の輿と逆玉のは女性がお金持ちの男性と結婚し、裕福な立場になることを指しており、逆玉とはその逆で男性がお金持ちの女性と結婚し、裕福な立場になることを指しています。
しかし、逆玉という表現は本来の玉の輿という表現と異なるため、歴史学者の中にはこの逆玉という表現を否定する人もいます。
「逆玉」の意味
逆玉とは玉の輿の逆版を指しており、普通あるいはそれ以下の経済力を持つ男性がお金持ちの女性と結婚し、豊かな生活を送ることを指しています。
玉の輿と逆玉表現の由来には様々なものがありますが、江戸時代、3代将軍の徳川家光の側室となり、5代将軍の徳川綱吉を生んだお玉という女性はもともと八百屋の娘でしたが、将軍の側室になることによって立場を上げたことから、玉の輿という表現ができたと言われています。
ただしこれはあくまでも俗説の1つであり、他にも様々な説があります。
「逆玉」の言葉の使い方
逆玉という表現はあくまでも俗語ですし、実際にお金持ちの女性と結婚した男性に対して使うべき表現ではありません。
人によっては嫌がる可能性もありますので、安易に使わないことが大切です。
「逆玉」を使った例文・短文(解釈)
それならば、逆玉という表現を使った文にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは逆玉という言葉の例文をいくつか紹介します。
「逆玉」の例文1
「彼は大学でプリンセスに出会い、結婚した。 正しく逆玉と言える」
おとぎ話と違い、現実世界ではプリンセスやプリンスも大学に行きます。
そのため大学で恋に落ち、そこで出会った人と結婚をするという人は少なくありません。
一般家庭で育った男性がその国のプリンセスに出会えば、その男性は王族の親戚になるということになります。
それは正しく逆玉だと言えるでしょう。
「逆玉」の例文2
「彼はもともと逆玉を狙っていたから、お金持ちのガールフレンドをずっと探していたよ」
シンデレラのように玉の輿に乗る女性の話はあちこちに存在しますが、男性がお金持ちの女性と結婚すると逆玉ストーリーはあまり存在しないですよね。
しかし、お金持ちの女性と結婚することによってお金持ちになりたいと考えている男性は少なからず存在するものです。
そのため、出来る限りお金のある女性と結婚し、自分もお金持ちになろうとする男性は出来る限りお金持ちの女性と付き合おうとする傾向があるのです。
あるいはお金持ちの女性とばかり付き合っていたら、逆玉を狙っているように見られてしまうかもしれません。
「逆玉」の例文3
「経済的な困難に陥った彼は、お金持ちの女性と結婚して借金をなくそうと、逆玉を狙っていた」
特にお金持ちの女性と結婚したいと思っていたわけではなかったとしても、経済的な困難に陥って借金などが増えてしまうと、どうしてもお金持ちの人と結婚することによって何とか借金を解決したいと思う人もいるかもしれませんね。
もちろん、その場合は結婚相手となる女性に自分の借金の話をしなければいけませんから、それはそれで大変かもしれません。
しかし、借金の額によっては自分で働いて返すよりも、お金持ちの女性を見つけて返済を手伝ってもらったほうが確かに簡単なのかもしれません。
「逆玉」の例文4
「しっかり働いてお金持ちになるのもいいけど、逆玉に乗ってお金持ちになるのもいいよね」
大学を卒業してしっかりと就職し、しっかり働くことができればそれなりに貯金ができますよね。
お金持ちを目指すと逆玉ことも不可能ではありません。
しかし、それ以外にもお金持ちになりたいと思うのであれば、もともとお金持ちの女性と結婚すると逆玉方法があります。
逆玉に乗れば確かに経済的な苦労はしないかもしれませんね。