「金づる」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「金づる」

金づるという言葉は金蔓と記載することもあります。

お金を提供する人やモノ、場所のことを指しており、金銭を得る手段や金銭を工面する方法を指すこともあります。

「金づる」の意味

金づるというのは簡単に言えば、お金が欲しいときに「お金を貸してほしい」と言えばすぐにそのお金を工面してくれる人のことを指します。

例えば女性が付き合っている男性にやたらとお金の工面をお願いし、その男性が毎回簡単にお金を貸してくれるのであれば、その男性はその女性の金づるであるということができるのです。

「金づる」の言葉の使い方

金づるという言葉は基本的に良い意味では使われません。

ただ単に必要な時にお金を貸してくれる人というわけではなく、お金を貸してほしいと言えばいつでも貸してくれる人をさしています。

また、「あの人は金づるだから」と言えばそこには「あの人に頼めば簡単にお金を貸してくれるから大丈夫」といった嘲笑的な意味合いが含まれます。

「金づる」を使った例文・短文(解釈)

金づるという言葉を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、金づるという言葉の例文をいくつか紹介します。

「金づる」の例文1

「彼女にとってあの男性はまさに金づるだよね、彼女はいつもお金が欲しい時あの人にお願いしているみたいだよ」

誰であってもお金が必要な時がありますよね。

しかし多くの人は自分でお金を工面し、何とか生活をしているのです。

その中で常に誰かにお金を頼り、貸してもらいながら工面しているという人もいます。

自分でお金を稼ぐことができれば1番ですが、なかなかそうはいかない人もいるのです。

もしも「あの人に頼めばいつも簡単にお金を貸してくれるから」とその女性が言っているのであれば、まさにその男性は金づるだと言えるでしょう。

「金づる」の例文2

「あいつは言えばすぐにお金を持ってくるよ、まさに金づるだね」

あってはならないことですが、誰かからお金をたかられたことがあるなどという経験を持つ人もいるかもしれませんね。

何か弱みを握られ、お金も持ってくるように脅されたという経験を持つ人もいるかもしれません。

そのような場合、まさに金づるになってしまっているといえます。

弱みをばらされないように、言われた通りの金額を常に用意してしまうという状態では、まさに金づるだと言えるでしょう。

「金づる」の例文3

「あの病院は次から次へと新しい検査をしてお金を要求するよ、患者のことを金づるだと思っているんじゃないかな」

病院によっては、次から次へとどんどん検査をしてしまう、治療代がとにかく高い、などということがありますよね。

患者によっては不本意にお金を支払わなければいけないということもあるかもしれません。

そしてそのような病院は患者から「患者のことを金づるだと思っているのでは」と疑問視されてしまうことがあるものです。

確かに健康のために病院に行かなければいけませんから仕方がないのですが、病院はしっかりと選ばなければいけません。

「金づる」の例文4

「あのお店は絶対にお客を金づるだと思っている、なんであの商品があんなに高いんだろう」

最近は経済的に不況が続いていますので、消費者は賢くお店を選ばなければいけなくなりました。

同じものなのにも関わらず、お店によって全然値段が違うということがありますよね。

そのような場合、もしかしたらお店は消費者を金づるのように考えているのかもしれません。

もっとも、最近では値段が高ければ消費者を逃してしまいますのでやたらと値段が高いということもありませんが、あまりにも他で安く買える商品を高く販売してしまうと、消費者からそのように思われてしまうかもしれません。

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