「途惑う」と「戸惑う」は、どちらも「とまどう」と読みますが、何が違うのか知っていますか。
この記事では、「途惑う」と「戸惑う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「途惑う」とは?
「途惑う」とは、普通あまり使いません。
「途」という漢字は音読みは「ト」「ズ」、訓読みは「みち」です。
意味は、みち、みちすじ、手段になります。
「惑」という漢字には、まどう、まどわす、まよいという意味があります。
惑うとは、どうしたらいいのか判断に苦しむことを意味します。
みちにまどわすとは、一般的には使わない言葉で、「途惑う」とするのは誤りです。
「戸惑う」とは?
「戸惑う」には、どう対処したらよいのかわからず、まごまごすることという意味があります。
予想されないことが起こると対処に困ることがあります。
そのため、「突然の事態に戸惑う」のような使い方をします。
まごまごとは、まごつくさまを表します。
どうしたらよいのかわからず、困ってしまったときに「まごまご」という言葉が使われます。
「途惑う」と「戸惑う」の違い
「途惑う」は、「とまどう」と読むことができますが、「途」の漢字は使用せず、「戸惑う」とするのが正解です。
「戸惑う」には、どう対処したらよいかわからず、まごつくという意味があります。
まとめ
読み方は同じでも、正しくは「戸惑う」の漢字が使われます。
同じ読みの漢字はいくつもあるので、注意が必要です。