「遅々として進まない」とは?意味や類語!

意味と使い方

「遅々として進まない」とは?意味

「遅々として進まない」とは物事の進みが悪いこと、時間がかかっていること、一向にはかどらないという意味があります。

「遅々として進まない」の読み方

「遅々として進まない」と書いて「ちちとしてすすまない」と読みます。

「遅々として進まない」の表現の使い方

「遅々として進まない」とは、はかどらない、時間がかかるという意味合いですから、仕事や予定が上手くいかず進まないという時に使います。

どちらかと言えば状況が変わらず困っている、イライラしているといった心情の時に出てくる言葉です。

「遅々として進まない」を分解して解釈

「遅々として進まない」という言葉は「遅々として」「進まない」という二つの言葉からできています。

それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。

「遅々として」

「遅々として」は物事がすらすらと進まないこと、時間がかかることを言う言葉です。

「こんなに遅々としているようでは、追ってに追いつかれるのも時間の問題だ」「彼は焦る様子もなく、まったく遅々としている」という風に使います。

「進まない」

「進まない」とは前進できない、仕事や計画がはかどらないことを言います。

「仕事が進まない」「箸が進まない」と使います。

「遅々として進まない」を使った例文と意味を解釈

それでは「遅々として進まない」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。

「遅々として進まない」を使った例文1

「小説の執筆は先月から遅々として進まない」 この例文では「仕事が一向にはかどらない」という意味で「遅々として進まない」という言葉を使っています。

「遅々として進まない」を使った例文2

「マンションの建設作業は遅々として進まないままだ」 作業の進みが悪い、仕事に時間がかかっているという意味で「遅々として進まない」という言葉を使います。

「歩いていない」という意味ではなく「作業の進みがない」という意味合いです。

「遅々として進まない」の類語や言い換え

言葉の意味が理解できましたところで、「遅々として進まない」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

「一向に進まない」

「一向」とは行動、状況に少しも動じない、以前からの状況がまったく変わらないという意味があります。

「一向に進まない」「一向」「全然」「まったく」と言い換えることもできます。

「停滞している」

「停滞」とは、一つの場所にとどまって先へ進まないこと、物事が上手くいかないことを言います。

「手続きは停滞している」「関係性は停滞しているままだ」といった風に使います。

「もたもたしている」

「もたもた」とは副詞で、人の動作、物事の進みがのろい、きびきびしていない様子を表します。

「準備もせずに、いつまでもたもたしているんだ」「もたもたしているのは、何か言いたいことがあるからではないか」「走らずにもたもたしている」などと使います。

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