この記事では、「運鈍根」の意味を分かりやすく説明していきます。
「運鈍根」とは?意味
「運根鈍」に同じです。
運根鈍とは、成功するためには、運、根気、鈍いくらいの粘り強さの3つが大切だという意味です。
「運」は運勢、開運などの「運」のことで、巡り合わせ、さだめという意味があります。
「鈍」は、にぶい、おろかという意味を持つ漢字です。
鈍いは、感覚が鋭くない、動作が素早くない、人の感覚を刺激する力が弱いことをいいます。
「根」は、こん、がんばりという意味を持つ漢字です。
根気、根性などの「根」のことで、物事に耐えることができる力を意味します。
「運鈍根」の概要
世の中には、成功しているといわれている人とそうでない人がいます。
成功している人には、何か他の人とは違うところがあるのでしょう。
それが、運、根気、粘り強さです。
運とは、人の上にふりかかってくる幸福や不幸などのことです。
人間の力でどうにかできるものではありません。
天命などというように、天によって定められているという考えもあります。
しかし、運は鍛えることができるという意見もあります。
根気とは、物事に飽きることなく最後までやり続ける力のことです。
なかなか成功することができないと、嫌になってやめてしまうことがあります。
また、自分よりも優れたものがいると、「自分なんて」という気持ちが出て、物事をやめてしまうことがあります。
嫌になってやめてしまう人は少なくありません。
成功している人は、最後まであきらめなかった人です。
自分が目標とするものに達するまで長く続けることができたからこそ、成功をしています。
粘り強さとは、あきらめることなく最後までやり通そうとするさまのことです。
ちょっとやそっとのことではあきらめず、最後まで続けるさまを意味します。
粘着テープには、粘り強さがあります。
簡単にははがれません。
このような「簡単にはやめないぞ」という態度でい続けることが、成功するためには大切です。
小学生のころ、サッカー選手や野球選手になりたいと考えていた人は少なくないことでしょう。
しかし、夢を叶えられた人はごく一部です。
夢を叶えられた人は、「自分は絶対サッカー選手(野球選手)になる」と考えており、毎日飽きることなく練習を続け、すぐにあきらめることはありませんでした。
さらに、よい巡り合わせなど運もあったことでしょう。
その結果、プロの世界に入ることができたのです。
「運鈍根」の言葉の使い方や使われ方
日常的にはほとんど使われない言葉です。
「運根鈍」ともいいます。
「運鈍根」の類語や言いかえ
類語はありません。
3つのものを並べた言葉には「心技体」があります。
精神・技術・体力の3つを指す言葉です。
スポーツで使われることが多くあります。
まとめ
成功するために大切なことは、運・根気・粘り強さの3つです。
この3つをまとめた言葉が「運鈍根」です。
成功している人たちは、この3つを持っています。