「遠慮」と「辞退」の違いとは?分かりやすく解釈

「遠慮」と「辞退」の違い違い

この記事では、「遠慮」「辞退」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遠慮」とは?

「遠慮」の意味と使い方について紹介します。


「遠慮」の意味

「遠慮」「えんりょ」と読みます。

意味は「人に対して行動や言葉を慎んだり控えたりすること」「辞退すること」「遠い将来のことをあれこれと考えめぐらすこと」です。


「遠慮」の使い方

「遠慮」には以下の3つの意味があります。

1つ目は、「人に対して行動や言葉を控えること」という意味で、「先輩に遠慮して黙っていた」などと使います。

2つ目は「辞退すること」で、ある行動をやめたり、ある役割を引き受けないことを言います。

また、人に対して「そうしないで欲しい」と思う時には「御遠慮ください」と尊敬語として使います。

3つ目は「遠い将来のことを考えて計画する」という意味で「深謀遠慮」として使います。

基本的に、「相手の関係や状況などを深く考えた上で、自分が行動するのを控えたり、やめたりすること」という意味です。

「辞退」とは?

「辞退」の意味と使い方について紹介します。

「辞退」の意味

「辞退」「じたい」と読みます。

意味は「勧められたことを遠慮して断ること」「自分の地位や権利などを遠慮して放棄すること」です。

「辞退」の使い方

「辞退」には以下の2つの意味があります。

1つ目は「勧められたことを遠慮して断ること」という意味で、「謝礼の品物を辞退する」などに使います。

2つ目は「自分が得た地位や権利などを遠慮して放棄すること」という意味で「部長への昇格を辞退する」などに使います。

どちらも共通しているのは「遠慮して断る」という点で、「遠慮」よりも「やりたくありません」とはっきり意思表示した言葉です。

「遠慮」と「辞退」の違い!

「遠慮」「相手の関係や状況などを深く考えた上で、自分が行動するのを控えたり、やめたりすること」です。

「辞退」「遠慮して断ること」です。

まとめ

今回は「遠慮」「辞退」の違いをお伝えしました。

「遠慮は遠まわしに断る」「辞退は遠慮しながらはっきり断る」と覚えておきましょう。

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