「遠足」と「旅行」の違いとは?分かりやすく解釈

「遠足」と「旅行」の違いとは?違い

この記事では、「遠足」「旅行」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遠足」とは?

「遠足」には2つの意味があります。

ひとつは、学校で、運動をしたり見学をしたりする目的で、教師が生徒を引率して遠くまででかける日帰りの旅です。

学校で牧場に行こうと決まったとします。

牧場に行くのは、そこで体を動かしたり、そこの場所がどのようになっているのかを見たりするためです。

教師は生徒たちを引き連れて、牧場にまで出かけます。

バスを使う、電車を使うなどするでしょう。

近場の場合なら徒歩で出かけます。

そして、到着してから各自が行動をします。

そして、場合によってはそこで弁当を食べます。

その後、バスや電車に乗る、あるいは歩いて学校に戻ります。

この一連の行動が「遠足」です。

もう一つの意味は、遠いところまで出かけることです。

遠いとは具体的に何キロメートルなのか、この言葉の意味には含まれていません。


「遠足」の使い方

学校の行事の一つを指して使うことが多いです。


「旅行」とは?

家を離れて遠いところに出かけることです。

遠いとは具体的に何キロメートルなのか意味に含まれていないので、家からどれくらい離れていれば「旅行」といえるのかは、はっきりとした定義はありません。

他の土地に行くという意味を含む言葉なので、家から離れていても近所のコンビニやスーパーに行くことは「旅行」ではないです。

遠いところに出かけるのは、一人の場合もあれば、複数人の場合もあります。

複数人の場合は、家族で、友達同士で、会社の仲間同士で、恋人同士でなど、さまざまな組み合わせがあります。

なぜ出かけるのか、この言葉の意味には含まれていません。

目的を持って出かける場合もあれば、目的もなく出かける場合もあります。

「旅行」の使い方

家を離れて遠い場所に行くことを指して使用する言葉です。

日帰りの場合は「日帰り旅行」ということが一般的です。

泊りがけでもそうでなくても、「旅行」ということができます。

「遠足」と「旅行」の違い

どちらの言葉も遠いところに出かけることを意味しているのですが、使われ方が違います。

前者は、学校行事を指して使用することが一般的です。

運動や見学などの目的で、教師が生徒を引率して遠くに出かけることを指しています。

特に野山に出かけることを言います。

後者は遠い土地に出かけることです。

学校の行事で「修学旅行」というものがあります。

これは、知識を深めるために教師が生徒を引率して出かけるものです。

野山に出かけるのではなく、運動が目的でもないので「遠足」とはいいません。

「遠足」の例文

・『遠足の準備をする』
・『雨の場合は遠足は延期です』
・『遠足に持って行くお菓子を買う』
・『遠足の持ち物を確認する』

「旅行」の例文

・『旅行の計画を立てる』
・『明日から旅行に出かけます』
・『旅行のお土産』
・『旅行先での話しを聞く』

まとめ

2つの言葉は遠いところに出かけるという意味を持っていますが、一方は学校行事のことを指し、もう一方はそれ以外のことも含めて指しています。

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