「選任」と「専属」の違いとは?分かりやすく解釈

「選任」と「専属」の違い違い

この記事では、「選任」「専属」の違いを分かりやすく説明していきます。

「選任」とは?

「選任(せんにん)」とは、「複数の人(複数の候補者)の中から選んで、ある任務(役職・仕事)に就かせること」を意味している言葉です。

例えば、「代表取締役社長を選任するための総会を開く予定です」「医学部教授に選任されるほどの優秀な医師・研究者でした」などの例文で使用することができます。


「専属」とは?

「専属(せんぞく)」とは、「一つの組織・会社・団体だけに属して、他の団体には属さないこと」を意味している言葉です。

「専属」の表現は特に、「芸能界において芸能人が一つの事務所・団体だけと契約していて、他の事務所とは関わっていない状態」といった意味合いも持っています。

例えば、「私は今、この会社の専属ディレクターとして働いています」「レコード会社に専属して音楽活動を行うやり方には、メリットとデメリットの双方があります」といった文章で使うことができるのです。


「選任」と「専属」の違い!

「選任」「専属」の違いを、分かりやすく解説します。

「選任」という言葉は「複数いる候補者の中から一人だけを選んである任務・仕事に就かせること」を意味していて、「専属」のような「一つの組織・団体・会社だけに所属していること」といった意味合いがない違いを指摘できます。

例えば、「株主総会で取締役を選任する」といった例文で「選任」の表現を使うことができますが、この例文の「選任」「専属」に言い換えると意味が通じなくなってしまいます。

反対に、「専属」「一つの会社・団体だけに属していること」「芸能人などがある一つの事務所・団体だけと契約している状態」を意味していますが、「選任」にはこういった「特定の団体だけに属して、他とは関わりを持たない」の意味合いはありません。

まとめ

「選任」「専属」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「選任」とは「複数の人の中から選んで、ある任務(役職)に就かせること」を意味していて、「専属」「特定のものや組織(企業)だけに属していること」を意味している違いがあります。

「選任」「専属」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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