この記事では、「重要度」と「注目度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重要度」とは?
「じゅうようど」と読み、非常に大切で大事なことの度合いを指す言葉です。
「重要」とは、物事の本質や根本、成果などに深く関わること、大切であることという意味があります。
「度」は、数ではかられるもの、またその目盛という意味があります。
「重要度」は、重要さの程度について使う言葉です。
「重要度」の使い方
大切である、重要である度合いを表すときに使います。
「重要度が高い」、「重要度を設定する」などと、名詞として使用します。
「注目度」とは?
「ちゅうもくど」と読み、世間などから注目を集めている度合いのことです。
どの程度興味を持たれているか、関心が向けられているのかという様子を指します。
「注目」とは、目をそちらに向けてよく見ること、注意してみることという意味があります。
「注目度」は、関心を集める度合いを指している言葉です。
「注目度」の使い方
「注目度が高い」、「注目度の低いドラマ」など、注目される度合いについて言うときに使います。
また、注目度が上がる又は下がるなどということもあります。
注目度ランキングや注目度大、注目度ナンバーワンなどと、組み合わせて使うこともあります。
「重要度」と「注目度」の違い
どちらも程度や度合いを表す言葉です。
「重要度」はどれくらい重要なのかを表し、「注目度」は注目される度合いについて表す言葉です。
重要なことがらでも、世間から関心を持たれているとは限りません。
重要で注目されている物事に対しては、「重要度」も「注目度」も高いといえます。
また、「重要度」は、大切である度合いをあらわすので、仕事などで重要度順に並べた場合の一番は、文字通り一番大切な仕事であることが多くなります。
それに対し、「注目度」は、世間からの注目や関心という見えないものについての度合いであるため、注目度ナンバーワンと言った場合は、必ずしも一番とは限りません。
「重要度」の例文
・『服を買う際に、試着することの重要度はどれくらいですか』
・『重要度の高い仕事から取り組んでいく』
・『アメリカの支社に転勤が決まり、急に英語の重要度が増した』
・『重要度の低い問題は後回しにして、頻出している問題に取り組んだほうが結果に繋がります』
「注目度」の例文
・『今回のドラマは、注目度が高い俳優ばかりが出ているので楽しみです』
・『米国で活躍する日本人野球選手の注目度が日増しに高まっています』
・『彼は、注目度はまだ低いが、実力はあります』
・『もともと注目度が低い種目のスポーツでしたが、世界で活躍する日本人選手が現れてから、注目されるようになりました』
まとめ
「重要度」が高いとき、「注目度」も高いことはよくあります。
この二つの言葉は違う意味ですが、似ている部分もあります。
違いを知って、役立ててください。