この記事では、「野菜」と「蔬菜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「野菜」とは?
「野菜」とは、食用の草本植物のことです。
わらびやふきなどの山菜も「野菜」と呼ぶことがあります。
日本標準商品分類では、根菜類、葉茎菜類、果菜類の3つに区分しています。
また、農林水産省の野菜生産出荷統計では、根菜類、葉茎菜類、果菜類、香辛野菜、果実的野菜の5つの品目に分けています。
根菜類とは、大根、ゴボウ、ニンジンなど地下にできる根を食用にする野菜のことです。
葉茎菜類は、はくさい、キャベツなど地上にできる葉野菜、たまねぎのような葉の付け根が肥大したもの、ブロッコリーのようなつぼみが該当します。
果菜類、キュウリ、トマト、なすなど実の部分をいいます。
香辛野菜には、しょうが該当します。
果実的野菜とは、イチゴ、メロン、スイカなどのことです。
スーパーや青果店では果物として扱われていますが、農林水産省では野菜に分類しています。
「蔬菜」とは?
「蔬菜」とは、野菜のことです。
「蔬」は、な、野菜の総称の総称という意味がある漢字、「菜」は、なっぱ、あおな、やさいという意味がある漢字です。
「野菜」と「蔬菜」の違い
「野菜」と「蔬菜」は同じものを指しています。
本来は「蔬菜」は栽培植物のことを指していましたが、現在は「野菜」と同じ意味で使われている言葉です。
まとめ
どちらも同じものを指していて、食用の草本植物のことです。