「金が物言う」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「金が物言う」とは?意味と使い方

この記事では、「金が物言う」の意味を分かりやすく説明していきます。

「金が物言う」とは?意味

「金が物言う」とは、世の中お金さえあればどうする事も出来るという事を例えたことわざです。


「金が物言う」の概要

「金が物言う」とは、「かねがものいう」と読みます。

「金が物言う」は、お金さえ持っていれば、争いを鎮めるきっかけを作ったり、怒りを収めたり、最終的な解決の手段として最も手っ取り早いという事のたとえを表したことわざです。

お金自らが意見をしたり発言したりしているさまを例え「物言う」という言葉が使われています。

お金を持っている人のイメージとして、地位の高い人や、権力者を思い浮かべる事から、その人たちについて皮肉を込めた意味で表現される際にもしばし使われます。

このように「金が物言う」とは、ポジティブな意味ではなく、「お金があったから解決できた」という、どちらかと言えばネガティブな意味で使用されます。


「金が物言う」の言葉の使い方や使われ方

「金が物言う」とは、全ての物事は最終的にお金さえあれば全て解決できるという事のたとえです。

いかに道理が通っていない事柄であったとしても、大金を積まれれば人の心を収まり、解決へと向かうものです。

このような様子を表す時「金が物言う」と使用されます。

例えば、高級な物を破損してしまった場合、最終的な解決方法は弁償する事です。

謝罪する事も大切ですが、壊してしまった物と同等の対価を支払う事によって解決できるものです。

また、道理的に問題があったとしても、お金で解決できる事もあるでしょう。

政治家などの権力者が祥事などで逮捕されたというニュースで、保釈金を支払う事で一時的に自由の身となったという報道を目にする事がありますが、保証金の金額に驚いた事はないでしょうか。

お金さえ積めば、重大な犯罪を犯したとしても場合によっては自由の身となれるので、その政治家が釈放された事は「金が物言う」の典型的な例ではないでしょうか。

このように「金が物言う」という言葉が使用される場面は、「お金」という絶対的な物について、それさえあれば何でも出来るという事を皮肉を込めて例えられる場合に使われる傾向にあります。

「金が物言う」を使った例文

・『高収入の彼の口癖は、金が物言うとよく使うが、その言葉はあまり好きではない
・『金が物言う世の中とよく耳にするが、その通りだと思う』
・『違法行為で逮捕された政治家は多額の保釈金を支払って釈放された。まさに金が物言うとはこの事だ』

まとめ

「金が物言う」とは、お金さえあれば、どんな事も解決できるという意味を持ったことわざです。

現実では、そうはいかない場面ももちろんあります。

しかし、大抵の問題について最終的にお金で解決されると言っても過言ではありません。

「金が物言う」ということわざは、皮肉とはいえ、現実をしっかりと表現していることわざと言えるのではないでしょうか。

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