「長けている」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「長けている」

「長けている」「たけている」と読み、書き言葉としても、話し言葉としても、日頃から一般的に良く使われている言葉です。

「長けている」の意味

「長けている」には、「あることが他よりも優れている」という意味があり、「○○に長けている」という文章は、「○○に優れている」という意味になります。

言い換えれば、「得意である」「十八番である」「自信がある」「達者である」「長じている」ということになります。

「長けている」の言葉の使い方

「長けている」という言葉は、何かが他の人よりも優れている、ということを表す時に使われる表現で、水泳が得意な人のことは「水泳に長けている人」、料理が上手な人のことは「料理に長けている人」、武術が達者な人は「武術に長けている人」、話術が得意な人は「話術に長けている人」というような使い方をします。

又、「世故に長ける(せこにたける)」という言葉を聞くことがありますが、これは、「世間の事情を熟知している」という意味になります。

「長けている」を使った例文・短文(解釈)

「長けている」の意味と使い方を解説してきましたが、この項では、この「長けている」を使った例文をご紹介しましょう。

「長けている」の例文1

「彼は話術に長けていることで有名なので、交渉事はお任せください」

話術が得意な人というのは、人の心を読むことが得意な人ともいえます。

相手のちょっとした仕草や表情を観察する力も持ち合わせていて、相手の心理を探りながら話を進めることができ、交渉事などはお手のものなのでしょう。

「長けている」の例文2

「外国語に長けている彼女は、一人でよく海外旅行へ出かけています」

外国語が苦手な人は、言葉が通じない海外に一人で気軽に出かけることはあまりないでしょう。

しかし、語学が得意で、何か国語も自由に操れるような人なら、言葉が通じる場所なら国内も海外も関係ないのでしょう。

旅慣れた人であれば、それぞれのお国柄に順応して、自由に動き回ることができるのだといいます。

「長けている」の例文3

「友人は料理に長けているので、彼女が開くホームパーティーに参加するのが楽しみなのです」

料理上手な人の多くは、料理で人をもてなすことも好きなものです。

そのような人が開くホームパーティーなら、喜んで参加したくなるでしょう。

そして、そういった日頃の習慣が仕事に繋がる人も少なくないようで、料理教室を開いたり、テーブルコーディネートを教えたり、趣味と実益を兼ねた活動をしている人もいるものです。

「長けている」の例文4

「スポーツ全般に長けている彼は、今度はトライアスロンに挑戦するのだと張り切っています」

スポーツが万能な人は、どんなスポーツでもすぐに習得してしまうもので、羨ましく思う人も多いでしょう。

経験したことのない競技に挑戦する時にはワクワクするもので、最初は思うようにいかなくても、持ち前の運動能力で、すぐに上達してしまうのです。

鉄人レースとも呼ばれるくらい体力のいるトライアスロンなどは、自分の限界に挑戦するような感覚でトライする人も多いといいます。

「長けている」の英語と解釈

「長けている」を英訳する時には、「鍛えられた、訓練された」といった意味を持つ“train”という単語を使って“be trained in”や、「才能、手腕」という意味を持つ“talent”という単語を使って“be talented in”と表現することができます。

又、「得意な」という意味“good at”を使って“be good at 〜ing”という表現を使うこともできます。

“train”(トレイン)」「トレーニング」という言葉でもお馴染みでしょう。

“talent”(タレント)」も、「テレビタレント」のようによく使われている言葉です。

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