普段の日常生活でも使うことの多い、「強み」と「長所」、このふたつの単語はどちらもビジネスシーンや就職活動で使われている言葉です。
言葉のニュアンスやなんとなくの意味を知っている方は多いと思いますが、正確に説明できるという方は少ないのではないでしょうか。
大事な場面で使う言葉でもありますので、しっかりと意味を覚えておきたい言葉です。
それでは、この記事では、「強み」と「長所」の違いについて分かりやすく説明していきます。
「強み」とは?
「強み」とは、強いことや、その強さの程度のことを指します。
また、強い点や頼みに出来る点のことも言います。
「強み」は、「弱み」の対義語です。
また、外部の視点から見たときに付加価値があるかどうかというところが、自身の「強み」である、と言える前提になります。
相手にとってのメリットをあたえられるかどうか、ということです。
仕事などの面であれば、その仕事に直接活かすことが出来るものを指します。
「長所」とは?
「長所」とは、優れているところや美点、とくに性質や性能がよいときに使われている言葉です。
「長所」は、「短所」の対義語です。
また、相手にとっての直接的なメリットは無かったとしても、単純に自分の優れているところのことを指すので、相手にとってどうなのか、どんな影響を与えるのかは関係ないです。
「強み」と「長所」の違い
「強み」と「長所」は、似ているようで、しっかりとした大きな意味の違いも持った言葉でした。
それでは、どのような点が違っているのかを、分かりやすく説明していきたいと思います。
まず、「強み」は前提として、外部の視点からその「強み」を見たときに付加価値があると言えるということがあります。
対して「長所」は、外部の視点からその「長所」を見たときに付加価値があるかどうかは関係なく、ただ単に自分自身の優れているところを言います。
誰かから見たときの評価があるかどうか、という違いが大きいということです。
「強み」を使った例文を2つ紹介
・『就職活動をしているなかで、履歴書を書くことがとても多くなり、自分自身の弱みや強みについて考える機会が増えた。』
・『営業職を希望する彼にとって、あのコミュニケーション能力の高さは何よりの強みと言えるだろう。』
「長所」を使った例文を2つ紹介
・『私はとてもマイペースで、それは私の短所だと思っていた。しかし裏を返せば人のペースや人の意見に流されにくいと捉えることもでき、そう考えると長所とも言えるのだと知った。』
・『面接で長所と短所を聞かれたが、どちらもすぐに答えることが出来ず、しばらく悩んでしまった。』
「強み」と「長所」の違いのまとめ
いかがでしたでしょうか。
「強み」と「長所」は、思っていた以上に大きな違いがある言葉でした。
ビジネスシーンや就職活動で使われることが多い言葉ですので、間違った意味で使ってしまわないよう、しっかりと覚えておきましょう。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。